宮城地震で史料保存を支援 史料ネット

 神戸大に事務局を置く、「歴史資料ネットワーク(史料ネット)」は8月4日、東北大の研究者らと協力して、宮城県北部の連続地震に関して被災建物内の資料保全に協力することを明らかにした。【8月4日 UNN】

 「歴史資料ネットワーク」は阪神淡路大震災を機に、自然災害後の歴史資料保存を進めている団体。震災直後の1995年2月に設立。神戸大の研究者や学生ら約200人が参加し、阪神大震災や台湾大地震、鳥取県西部地震などで資料保存活動を進めてきた。
 毎日新聞によると、今回の地震では、奥村弘・神戸大文学部助教授らが1日、宮城県未指定の文化財が保管されている民家などを視察。江戸時代の村の名簿に当たる「宗旨人別帳」など郷土史の貴重な資料が、母屋や蔵の建て替え時に処分されるおそれを懸念しているという。

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