近畿学生野球春季リーグが4月5日、南港中央野球場で開幕。大市大と対戦した神戸大は攻守ががっちりかみ合い、6-0で開幕戦を白星で飾った。【4月5日 神戸大学NEWS NET=UNN】?
神戸大の先発平山は制球が定まらず、苦しい立ち上がり。二回には安打2本と四球で2死満塁のピンチを招く。しかし、ここは後続を打ち取り得点を与えなかった。逆にその裏、神戸大は二死二、三塁から9番井上の中前適時打で2点を先制。その後も勢いは止まらず、この回打者一巡の猛攻で6点を奪い、一気に大市大を突き放した。
また三回以降、味方の大量リードに守られた平山は、しり上がりに調子を上げる。伸びのある直球でカウントを稼ぎ、決め球のフォークで次々に打者を打ち取っていく。結局、合計9個の三振を奪い、大市大打線を完封。神戸大は6-0で初戦を飾った。
エラーが0個。今季、守備からリズムをつかむ野球を目標とする神戸大にとっては最高の勲章だろう。先発したエース平山も立ち上がりこそ制球に苦しんだものの、終わってみれば9奪三振・完封と「上々の出来」(高田監督)。
攻撃面でも全員野球がしっかりと根付いていた。二回の打者一巡の猛攻には長打が1本もない。送りバントや走塁の判断など「ただ打つだけではなく、1人1人が自分の役割を果たすことを考えていた」(木口主将)結果から生まれたビッグイニングだった。
「開幕で勝てて、勢いに乗れたと思う。この調子で行きたい」とは完封勝利を飾ったエース平山の言葉。優勝に向け神戸大が「最高のスタート」を切った。
●近畿学生野球春季リーグ第1節1回戦(4月5日・南港中央野球場)
大市大 000 000 000=0(1敗)
神戸大 060 000 00X=6(1勝)
【大市大】●西上-南裏
【神戸大】○平山-久米
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