近畿学生野球春季リーグ第2節第1戦が4月20日、舞洲ベースボールスタジアムで行 われた。大教大と対戦した神戸大は延長11回の接戦を制し、3-2でサヨナラ勝ちを収 めた。【4月20日 UNN】?
五回に1点を失った神戸大は直後の五回裏に7番木口の右越三塁打などで二死二、三 塁のチャンスを作る。そこから1番丸山のライト前への2点適時打で逆転に成功。その 後は先発平山が尻上りに調子を上げ、八回まで大教大を無得点に抑え込んだ。
しかし、九回表、一死一塁からサード小原の2連続エラーで一死満塁へとピンチが 広がる。続く9番中上にスクイズを決められ、神戸大は土壇場で追いつかれてしまう。 延長に突入し、迎えた十一回裏。神戸大は一死から5番福本が左越二塁打で出塁。1 人倒れた後、途中出場の7番河野がレフトにサヨナラヒットを放ち、神戸大が3-2で 勝利を収めた。
九回表、今季、神戸大が目標に掲げた「守備からリズムを作る野球」がサード小原 の2連続エラーで崩れた。流れは大教大に傾き、同点に追いつかれる。しかし、そん な神戸大を救ったのもまた、守備陣の踏ん張りだった。完投した平山が「今日は助け てもらた」と話す十回、十一回のセカンド大橋、ショート丸山の守備だ。2人はと もにセンターに抜けようかという当たりを横っ飛びで好捕。流れを神戸大へと引き寄 せた。
そこからつながる幕切れは劇的だった。延長十一回裏、二死二塁からのサヨナラ劇。 センターへサヨナラ安打を放ち、その主役となった河野は「(サヨナラ安打を)打っ たのは初めて。最高です」と興奮気味だった。
「苦しい試合に勝てたことで、強くなれたと思う」。木口主将が力強く話す。「勢 いを忘れずに、でも油断はせず」(木口主将)次の試合(21日の対大教大第2戦)に 臨む神戸大に死角はない。
●近畿学生野球春季リーグ第2節第1戦(4月20日・舞洲ベースボールスタジアム)
大教大 000 010 001 00=2
神戸大 000 020 000 01X=3
【大教大】松尾、●和田-井田
【神戸大】○平山-久米
阪 大 000 000 0=0
阪南大 002 336 X=14
【阪 大】●末澤、松岡、松村-今村
【阪南大】○大木、諏訪-矢根、高橋
大市大 000 010 000=1
奈産大 000 000 40X=4
【大市大】●西上、五十嵐-南裏
【奈産大】○島-山下、飯田
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。