ブロック首位逃す サッカー春季リーグ

 関西学生サッカー春季リーグ2部の最終節が5月6日、大府大などで行われた。神戸大は0-1で大府大に敗れ、Aブロック2位が確定。次はBブロック2位の京産大と順位決定戦を争う。【5月6日 UNN】

Photo 神戸大は序盤から積極的にボールを敵陣に持ち込むが、要所でのパスミスなど、あと一歩の決定力を欠く。23分にはFKのチャンスもあったが、ゴール右上を狙ったMF小寺のシュートは惜しくも相手GKに阻まれた。
 逆に反撃を図る大府大のカウンターが神戸大の隙を突く。後半開始から6分、縦パスを受けた大府大MF田中がドリブルで左サイドを駆け抜け、ノーマークに。そこからセンタリングを受けたFW田邉のシュートが神戸大のネットを揺らした。「予想していた(失点の)パターン」(栗田主将)というが、その後得点を挙げられなかった神戸大にとっては決勝点となり、0-1で今リーグ初の敗北を喫した。

 果敢に攻めるも、決定打がでなかった今日の試合。青山監督、栗田主将とも「攻撃の形は良かったが、攻めきれなかった」と声をそろえる。
 前節まで無敗を誇っていた神戸大にとって、今日の試合は勝てばAブロック首位確定という大事な一戦だった。しかし大谷大を下した甲南大に勝ち点で並ばれ、さらに得失点差で水をあけられた。首位の座を目前で逃した神戸大の栗田主将は「簡単には上に行かしてもらえないと実感した」と無念の表情。
 念願の1部昇格のためには、次の京産大との順位決定戦、そして1部チームとの入れ替え戦で連勝することが必須になる。「(今日の負けにこだわらず)心をフリーの状態にして臨む」と青山監督。昨年来のチーム目標である1部昇格を果たすため、今後の試合に望みをかける。



●関西学生サッカー春季2部リーグ最終節(5月6日・大府大ほか)

▽Aブロック
大府大 1 0-0 0 神戸大
(勝ち点11)1-0 (勝ち点18)
【大府大】田邉

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