世界的に猛威をふるっているコンピューターウイルス「クレズ」により、神戸大のドメイン名を詐称したスパムメールが出回っている。大学側はホームページ上で無関係と掲示した。【5月12日 神戸大学NEWS NET=UNN】
「クレズ」とは一般的に「ワーム」に分類される不正プログラム(コンピューターウイルス)で、昨年大流行した「ニムダ」と類似した悪質な活動を行う。感染コンピューター内で取得した任意のメールアドレスを差出人として、無作為にウイルスメールを送るのが特徴。そのため「差出人」のメールアドレス使用者のコンピューターが感染しているとは限らない。
神戸大では2月ごろから大学のドメイン名(kobe-u.ac.jp)を詐称したウイルスメールが報告され、大学ホームページに4月23日付で「大学とは無関係である」と掲示した。
情報総合処理センターでは、アンチウイルスソフトの配備のほか、ウイルスに感染したコンピューターはネットワークから切り離すなどの対策をとっているが、「クレズ」の猛威は収まる様子を見せないという。同センターは「個人(のパソコン)でもアンチウイルスソフトのインストールと、定義ファイルの更新などで対策をとってほしい」と警笛を鳴らしている。
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