近大に逆転勝ち アメフット秋季

 関西学生アメフット秋季リーグ、神戸大-近大が9月7日、西宮球技場で行われた。神戸大は開始早々に先制されるも、第2Q、第4QにTDを奪い逆転。14-7で初戦を飾った。【9月7日 神戸大学NEWS NET=UNN】

Photo 神戸大は開始直後のキックオフで近大WR中川に84ヤードのビッグリターンを決められる。自陣15ヤードから攻撃を開始され、そのシリーズにはあっさりと先制TDを奪われてしまう。
 しかし、その後はDB矢野川のインターセプトやDL牧野のQBサックなどで近大オフェンスを完封。ディフェンスでリズムをつかむと、第2Q7分にはRB坂東の46ヤードパントリターンTDで同点に追いつく。
 後半に入っても、流れは神戸大。第4Q7分にQB大崎の25ヤードのQBキープで勝ち越しTDを奪うとディフェンス陣も最後まで近大オフェンスを封じ込め、14-7で近大から逆転勝利を収めた。

 開始直後にTDを奪われる最悪の展開となったものの、矢野ヘッドコーチが「今日は完ぺきだった」と評価したディフェンス陣が近大オフェンスを圧倒。2つのターンオーバーと4つのQBサックで西宮ボウルMVPのRB杉田を擁する近大を完全に封じた。オフェンス陣もディフェンスのがんばりに応え、逆転。1993年以来の開幕戦勝利を収めた。
 牧野主将は「勝ったことは素直に喜んでいい」とほおを緩めたものの、「近大と三強は違う。キッキング、オフェンス、ディフェンス、すべてに関して自分たちを戒めて(次の京大戦に)臨まないと」と厳しい表情ものぞかせた。
 「京大戦ではオフェンスに期待する」と矢野ヘッドコーチ。QB大崎も「京大戦ではもっと(パスを)投げたい」と意欲を見せる。近大を破り、「三強への挑戦を得た」(牧野主将)神戸大。その壁を越え、リーグ戦の台風の目となれるかはオフェンス陣の奮起にかかっている。 



●関西学生アメフット秋季リーグ(9月7日・西宮球技場)
神戸大 0 7 0 7=14
近 大 7 0 0 0=7

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