共同通信によると、中国雲南省の梅里雪山で1991年に遭難した京大学士山岳会登山隊の一員で、元神戸大大学院生の船原尚武さん(当時30)の遺体が11年ぶりに発見され、同省で11月3日、だびに付されたことがわかった。【11月3日 神戸大学NEWS NET=UNN】
遺体は、地元住民が今年8月に梅里雪山のふもとの明永氷河上で発見し、安全な場所に安置。同山岳会メンバーが10月31日に現場で収容した。
遭難した日本、中国双方の隊員17人のうち、遺体が見つかった隊員は船原さんで15人目。
船原さんの遺体は寝袋に入ったままの状態で見つかった。高度計やヘッドランプの所持品も一緒に発見され、寝袋の名前と衣服などから身元の確認された。
遺体の収容には船原さんの父親の尚さん(72)と母親の恵美子さん(71)も同行。遺骨は4日に日本に持ち帰る。
1991年に遭難した登山隊の捜索は当初難航。1998年に現場から標高差で1000メートルも下った明永氷河上で7年ぶりに4遺体が見つかり、その後も毎年のように遺体が発見されていた。
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