震災犠牲者聞き語り調査会(代表=室崎益輝教授)は一月十六日、阪神大震災で亡くなった犠牲者に追悼の意を表すため、東遊園地の希望の灯りを分灯し、神戸大慰霊碑前で灯す。【1月12日 神戸大学NEWS NET=UNN】
この企画は、調査会と関わりのある「希望の灯り分灯事業実行委員会」メンバーからの提案がきっかけ。十六日の午後二時から東遊園地で行われる「希望の灯り分灯式」で分灯し、六甲台の慰霊碑へ徒歩で一時間以上かけて移動。十七日の午後五時まで、慰霊碑前で灯す予定。調査会メンバー十人が最低二人ずつ、交代制で付き添う。十七日の午前五時四十六分には黙とうを行う。
「震災で亡くなられた方、今までお話を伺った方へ追悼の意を込めたい」と学生代表の薗頭紗織さん(自然科学研究科・一年)。
この調査会には、工学部・都市安全研究センターの室崎益輝教授を中心に、室崎研究室の学部生や院生、さらに一般学生が参加している。震災犠牲者の死因を個別に明らかにして記録に残すため、九八年七月から調査を開始。六千人を超える犠牲者一人一人の遺族を訪ね、被災した時の状況を細かく調べることで、将来の家づくり、街づくりに生かすことを目的としている。?
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