男子2連覇ならず 近国体・弓道

 第三十九回近畿地区国立大学体育大会の男女弓道の第三日が八月十日、京都市武道センターと京大弓道場で行われた。神戸大は男子が二位入賞、女子が三位入賞を飾った。【8月10日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 十一大学が参加予定だった男子弓道。しかし、神船大が棄権したため、十大学で競われた。また、女子は十二大学が参加。男女の会場ともに各大学の「さあ、一本」といった気合いの声が響き、選手達は精神統一をし、真剣なまなざしで的に向かっていた。
 男子は各大学から五人ずつ、二チームの総当たり戦で行われた。優勝したのは和歌山大。的中数では二位の神戸大に一歩譲ったものの、直接対決では27-23で下し、九戦全勝で見事に優勝を飾った。二位には神戸大、三位には京教大が入った。
 また、女子は三人ずつ二チームの総当たり戦で行われた。男子の八射に対し、女子は四射。そのため、一回のミスが重くのしかかってくる。そんなプレッシャーをはねのけ優勝を飾ったのは昨年の覇者、京工繊大。神戸大、京大には敗れたものの、他大学からはしっかりと勝利を収め、九勝二敗で二連覇を飾った。二位には京教大、三位には神戸大が入った。

 昨年優勝し、二連覇を狙った神戸大男子。柴飛志主将が「優勝を狙ってました」と話す通り、リーグ戦でのライバル校である阪大を27-23で下すなど順調に勝ち星を重ねていく。しかし、和歌山大に23-27で敗れ、八勝一敗で惜しくも二位に終わった。的中率で競われた個人でも神戸大は柴主将をはじめ三人が入賞を果たす活躍を見せた。
 柴主将は「個人も団体も満足はしていない。団体では去年に続いて優勝できるはずだった」と渋い顔。しかし、一、二年生を中心に出場者を決めた今大会。「経験の浅い一、二年生にはいい経験になったのではないか」と収穫もあった様子だった。
 また、女子は二連覇を飾った京都工繊大に7-5で競り勝つなどの活躍を見せる。勝敗、的中数ともに阪大と並んだが、同中競射で勝利を収め、去年の四位から一つ順位を上げ、三位入賞を飾った。安井麻美・女子責任者は「女子みんなで支え合った結果。入賞はとてもうれしい」と笑顔で話した。
 男女ともに上位に食い込んだ今回の近国体。秋のリーグ戦においても神戸大の活躍が期待できそうだ。

●第39回近畿地区国立大学体育大会・弓道(8月10日・京大弓道場・京都市武道センター)

▽男子団体
1位 和歌山大 9勝   217
2位 神戸大  8勝1敗 234
3位 京教大  5勝4敗 199
(勝敗の横の数字は的中数。)

▽女子団体
1位 京工繊大 9勝2敗 80
2位 京教大  7勝4敗 68
3位 神戸大  7勝4敗 63
4位 阪大   7勝4敗 63
(勝敗の横の数字は的中数。神戸大と阪大は的中数も同じだったため、同中競 射を行い順位を決定)

▽男子個人
1位 内田繁樹(和歌山大)
2位 柴飛志 (神戸大)
3位 山内規司(滋賀大)
4位 神田典宏(神戸大)
5位 有田健人(神戸大)

▽女子個人
1位 竹田直子 (京工繊大)
2位 金城里枝 (大外大)
3位 昌子のぞみ(奈女大)
【編注】 男子個人で2位に入った柴飛志主将(京都市武道センターで 撮影=中島 仁志)?

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