大学・短大への浪人生も含めた進学率が低下したことが、八月十日文部科学省の学校基本調査の速報で分かった。現役高校生に限った進学率も横ばいとなった。【8月10日 UNN】?
この調査によると、浪人も含めた大学・短大への入学者は七十三万四千人。十八歳人口に占める割合の進学率は、横ばいだった昨年から〇・五ポイント下がり、四八・六パーセントとなった。一方、大学進学者は過去最多の六十万四千人で、前年比〇・二ポイント増の三九、九パーセント。約九割を女子が占める短大入学者は十三万人で、進学率は〇・八パーセント減の八・六パーセントだった。
一方、現役女子高校生の専修学校専門課程への進学率は二〇・〇パーセント(前年比〇・七ポイント増)と過去最高。女子に短大を敬遠し、大学や専修学校を選ぶ傾向が表れたようだ。大学・短大進学率は、九十年まで十数年間は三六パーセント程度を推移、その後は急激に上昇し続けた。五割を目前にした今回、伸び悩んだ様子。
大学生の就職率は五七・三パーセント(同一・五ポイント増)と上向いたが、依然として厳しい状況は続いている。このために専修学校専門課程の入学者の五パーセントである、一万六千人は大学の卒業生。就職せずにアルバイトや契約社員など一年未満の一時的な仕事に就いた大卒者も二万一千人を超えた。?
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