繊細な旋律 マンドリン定演

マンドリンクラブの第四十五回定期演奏会が十二月十六日、神戸文化中ホールで行われた。約五百人が訪れ、マンドリンやセロの繊細な音色に聞き入った。【12月16日 神戸大学NEWS NET=UNN】

 演奏者はマンドリンにセロ、ギター、ドラ、コントラバスの総勢約六十人。マンドリンのキーの高い繊細な旋律にバスの低音が加わり、迫力のあるステージとなった。  第二部はチャイコフスキー作曲「花のワルツ」を演奏。オーケストラでなじみの深い曲をマンドリンの主旋律にアレンジし、原曲の壮大さを見事に醸し出していた。
 「商神」で始まり、アンコールを含め全十曲。最後は今日でラストステージとなる四年生が立ちあがり、「はるかな友に」の合唱で締めくくった。
 約五百人、小学生から年配の夫婦まで、幅広い客層で席が埋められた。神商大マンドリンクラブの部長、杉田学さんは「部の雰囲気が伝わってきた。感動しました」と話した。また姪のステージを見に来たという飯田友厚さんは、マンドリンを聞くのは初めて。「素晴らしい演奏だった。来てよかったです」と興奮覚めやらぬ様子だった。
 「思った以上にお客さんが来てくれた。拍手が大きくて感動でした」とチーフマネージャーの木下祐路さん。「この大勢のメンバーで、みんなで頑張ったとアピールできた」というように、調和のとれた迫力のあるステージとなった。

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