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- クラシックギター部定演 例年どおりのにぎわい
クラシックギター部の第二十六回定期演奏会が十二月二日、神戸市産業振興センター・ホールで行われ、例年通りのにぎわいを見せた。【12月2日 神戸大学NEWS NET=UNN】
今回の演奏会は三部構成。十グループが「メヌエット」や「雨に歩けば」など、計十八曲を演奏した。
最初のグループは一年生が中心の合奏「ジュニアステージ」。一年生は今日が始めての定期演奏会とあって緊張した面持ちだったが、豊富な練習量の賜物か、よくまとまった演奏を見せ、温かい拍手に包まれた。
その後もソロや二重奏,小合奏など変化に富んだ内容で、随所に観客を飽きさせない配慮がなされていた。そのような配慮のためか,初めて演奏会に来たという観客の一人が「ちょっととっつきにくいイメージを持っていたが、聴いてみると全然そんな ことはなかった」と言うように、クラシックギターの経験がない人でも充分に堪能できる内容となっていた。
その他にも小合奏の「おもちゃのシンフォニー」ではラッパや太鼓、「カッコウ笛」などの多彩な楽器を交えたユーモラスな演奏、最後の大合奏では普通オーケストラで演奏される「威風堂々」に独自のアレンジを加えた演奏がされるなど、新しい試みも含まれており、会場全体がギターの柔らかなしらべに酔いしれた。
部長の松本拓也さん(工学部・三年)は「技術は未熟かもしれないが、僕たちのギターへの思いを伝えたかった」と話す。演奏会が終っても余韻に浸っている観客を見ると、その思いはきっと伝わったのだろう。
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