読売新聞ホームページは、医療事故が起きたのは、手術に加わった麻酔医(三九)が、呼吸困難に陥った女性の肺機能を改善しようと処置した際、装着部分の確認を怠ったため、と報じている。また、同ホームページによると、病院は遺族に経緯を説明し謝罪。届けを受けた兵庫県警生田署は、届を受けた二十一日に女性を司法解剖して、酸素が供給されなかったことが主な死因とみて、この麻酔医や手術を担当した医師らから、業務上過失致死の疑いで事情を聞いているという。【10月22日 神戸大NEWS NET=UNN】
同ホームページが報じたところによると、この麻酔医はバルブを取り付けた際、肺の圧力を示す計器に異状を見つけたが、「肺出血やぜんそくの発作がある患者なので適当な数値と思った」と話しており、同署の調べに対しミスを認めているという。
二十二日午後に同病院で記者会見した中村肇院長は「バルブを付け間違えたミスを確認している。遺族にご迷惑をかけたことを深く反省し陳謝するとともに、遺族には誠意ある補償で応じたい」と謝罪した。
亡くなった女性(六四)の長女(三九)は「まだ心の整理がつかず、コメントできません。今はただ、捜査の進展を待ちたいと思います」と読売新聞の取材に答えている。
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