カヌーの大学日本一を決める第三十六回全日本学生カヌー選手権大会のファイナルが九月二日、三日、琵琶湖漕艇場で行われ、神戸大は久保田尚稔選手が二位入賞するなどカナディアン部門で健闘した。【9月3日 UNN】
全日本学生カヌー選手権大会のファイナルは種目別の予選を勝ち抜いた選手で争われ、神戸大からは予選のない長距離を含め十五種目でファイナルに進出した。
九月二日はカナディアン部門で大健闘。まずシングル男子千メートルで「うちで一番力のある選手」(大畑主将)の久保田尚稔選手が二位入賞。
続いて新人の部五百メートルでは川崎啓行選手、近藤善郎選手がワンツーフィニッシュ。十秒の大差を付けて優勝した川崎啓行選手(農・一年)は「明日の結果を求めて頑張ります」と力強く語りながらも優勝の喜びを隠せない様子だった。
そして大畑主将が「これで自信がついた」というフォア千メートル。総合で五連覇の実績を持つ日体大を破り三位に入った。その上、二位と一秒以内という大接戦だった。
九月三日は長距離レース。カナディアンペア男子一万メートルでは入賞にあと一歩も七位。それもゴール前で抜かれポイントを逃したこともあって、岡田真一選手(農・三年)は「すごく悔しい。競って一点でも多く取りたかった」と言葉少なだった。
またカヤック男子一万メートルでは桝本隆史選手(経・三年)が後半徐々に順位を上げ六十九艇中八位でゴール。「九位以内が目標だった」という桝本隆史選手は「陸からの声援がすごく励みになった。来年こそは入賞を目指したい」とレース後うれしそうに話した。
大会後、カヌー部の大畑篤郎主将(発・三年)は「カナディアンは十分優勝が狙える位置にきた。来年に希望がもてる大会だった」と満足のいく大会だったようだ。
●第36回全日本学生カヌー選手権大会(8月30日~9月3日・琵琶湖漕艇場)
※神戸大の上位種目のみ ▽男子1000メートル カナディアン 1位 岸田雄策 立 命 4分51秒68 2位 久保田尚稔 神戸大 4分55秒20 3位 原裕輔 同 大 4分55秒20 ▽男子新人の部 シングル カナディアン 1位 川崎啓行 神戸大 2分38秒13 2位 近藤善郎 神戸大 2分48秒57 3位 土橋健一 同 大 2分53秒27 ▽男子1000メートル フォア カナディアン 1位 立 命 3分59秒20 2位 大正大 4分03秒04 3位 神戸大 4分03秒85(大畑・久保田・石川・岡田) ▽男子10000メートル ペア カナディアン 1位 岸田・首藤 立 命 44分46秒41 2位 下田・辰 同 大 44分56秒33 3位 山下・河原林 大正大 45分54秒29 7位 石川・岡田 神戸大 46分53秒60 ▽男子10000メートル カヤック 1位 尾野藤直樹 大正大 45分01秒03 2位 鈴木一生 立 命 45分06秒25 3位 江口貴彦 立 命 45分30秒00 8位 桝本隆史 神戸大 46分48秒01
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。