神戸大医学部付属病院(神戸市中央区)の眼科病棟の入院患者や医師ら三十人が、相次いで流行性角結膜炎に感染していたことが七月一日までに分かった。同病院は「院内感染の可能性もある」として、眼科病棟を閉鎖する方針を決めた。【7月1日 神戸大学NEWS NET=UNN】
神戸大医学部付属病院では、六月五日、入院患者一人に目が充血する症状があらわれ、アデノウイルスによる流行性角結膜炎と判明。その後も発症者が相次ぎ、十二日以降は感染対策委員会を開き、治療と発症者を個室に移すなどの対応策をとったが、同月二十九日までに入院患者二十二人、眼科の医師一人、看護婦一人、外来患者五人、入院患者の付き添い一人の計三十人が感染したという。
共同通信によると、病院側は「診療行為で感染した可能性もある」として対策会議を発足。感染者を個室に移し、新規入院を制限するなどの措置をとったが、発症が収まらないため、眼科病棟に入院中の患者を転院させるなどして一時閉鎖する方針を決めた。外来患者の診療は継続する、という。
毎日新聞によると、新規の入院受け入れをやめ、入院患者を転院させて病棟を一時閉鎖することを決めたという。
流行性角結膜炎は、ウイルスによって感染し、かゆみを伴い目が充血、まぶたがはれたり、涙が止まらないなどの症状が出る。「はやり目」ともいわれる。プールで泳ぐ夏場に多いが、二週間程度で自然完治するという。
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