自由劇場の六月公演『小林少年とピストル』が四日間の公演を終え、盛況のうちに今日、幕を閉じた。【6月26日 神戸大NEWS NET=UNN】
開演時間の午後五時三十分、暗幕で仕切られた六甲台講堂の会場にはすでに空席が見当たらず、それでもまだ訪れる観客のため開演時間が遅れていた。先週の金曜日から始まり、合計九回行われてきた公演も今日が最終回とあって、会場には何度も足を運んだ観客の姿も見られた。
暗闇に汽笛の音が鳴り響き、公演が始まった。内容は主人公の小林少年による名推理を軸に、個性豊かに描かれた脇役たちが、手助けをしたり、時にはかき乱したりするエンターテインメント。ステージと観客席の距離が近いため、役者の表情の細かい動きまで感じ取ることができ、客席はハイテンションなアクションにのみ込まれる。テンポのよい進行と勢いのある演出に、客席一杯の観客は惜しみない拍手を贈った。
演出を担当した信田さん(法・二年)は「初めての演出でしたが、先輩の助けもあり、うまくいったと思います」。そして、「告知活動に力を入れ、公演回数も多かったからたくさんの人が観に来てくれた」と、のべ五百人にも届きそうな観客動員数にも満足そう。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。