十月三十一日、神大瀧川記念学術交流会館で第二回神大兵庫県南部地震研究集会が行われた。
情報ボランティアの活動を分析した国際文化学部の大月一弘教授は「情報ネットワークシステムは利用者が少ないこと、被災者で見ていた人がほとんどいなかったことなどの理由で、実際には注目されたほどの役割を果たさなかった」と報告した。また、法学部の久米郁男教授は、県市町の課長職員にアンケート調査を行い、震災後の職員の行動や住民との関係、関係団体との協力実態について調べた。それにより、避難所やボランティアとの接触は県よりむしろ市町の方が積極的であったことがわかった。 三時間半にわたる研究集会だったが、約百人の参加者のうち、ほとんどが教職員で学生の姿はまばらだった。
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