アメフット1部昇格の挑戦権を得るための、2部優勝校・神戸大と東海学生代表・中京大との試合は、十一月二十四日、西宮球技場で午後一時半にキックオフ。逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームを神戸大がものにした。
先制点は神戸大。第1Q開始間もなく、RB高橋が一気に走り、TD。TFPも決め、まず7-0とした。その後、中京大が、FGで3点を返し、さらに終了間際にQB西山がTD。7-9と中京大リードで、第1Qを終えた。
前半は終始、中京大が押し気味。ここで、神戸大は、第2Q終了間際に、CB橋本からTE池田への絶妙のパスでTD。14-9で神戸大が再び逆転。
第4Q開始すぐ、神戸大CB橋本がFGを決め17-9と点差を広げた。一方、粘る中京大は、残り2分59秒で新美がTDを決め、食い下がる。しかし、中京大の反撃もここまで。17-15で神戸大が辛くも勝ち、1部復帰をかけて、入替戦に駒を進めた。
神戸大レイバンズの矢野正仁ヘッドコーチは、「勝って当然の試合でこれだけの接戦なら、実質、負けたも同然」と憮然とした表情。折しも、隣の西宮スタジアムからは、1部の京大-立命戦の四万人のスタンドからの大歓声が聞こえ、「次には勝って、西宮スタジアムで(1部で試合を)やりたいです」と語った。
神戸大の池田信介主将(発・四年)は、「TDを決めたのは、たまたまです。このチームでできるのは次(入替戦)が最後なので、このメンバーで気持ちよく終わりたい」と、さばさばとインタビューに応じた。
神戸大は、十二月八日に長居球技場で1部7位の同大と、二年ぶりの1部復帰をかけて戦う。去年の入替戦でも、神戸大と同大が対戦し、残り42秒で神戸大が逆転負けを喫し2部残留という苦杯をなめた。因縁の対決は、十二月八日午後一時半キックオフだ。
神戸大 7 7 0 3=17
中京大 9 0 0 6=15
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