神戸大生協はこれまで、今年七月から病原性大腸菌O-157への対策として、出 食メニューを加熱処理したものに制限していた。具体的には、サラダなどの生野菜、 酢の物、冷や奴、冷麺やおろしそば、冷やしバンバンジーそばなどの冷たい麺類全部、牛レバーを使ったもの、牛肉のミンチを使ったハンバーグのメニューを七月三十日よりとりやめていた。また、麦茶の提供をとりやめ、生野菜として扱っていたネギは他のものにかえる処置をとっていた。同時に飲料の水質調査や仕入れ先での食品調査(微生物調査)、さらには食堂内での調査も行い、安全が確認されたものから随時メニューとして復活させる方針をとった。
その結果、冷や奴、冷たい麺類、麦茶については安全が確認されたため九月はじめ よりメニューとして復活。また、おにぎりやサンドイッチなどの仕入れものについて も業者からの仕入れを再開した。
また、九月中旬には、生野菜が次亜塩素酸ナトリウムを使って殺菌処理をした上で メニューとして復活し、ネギの使用も再開。同時に酢の物も安全ミンチを使ったハン バーグは焼き具合や中心温度など調理形態を確認した上で十月はじめより出食してい る。さらに、マヨネーズを使った自家製サラダは、O-157が直接検出された品目 ではないものの夏場は菌が繁殖しやすいということで出食を控えていたが、後期授業 開始日よりメニュー復活が決定した。
ただし、引き続き、牛レバーは、検査結果は問題ないもののO-157が直接検出 された品目であることから使用の自粛を継続している。
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