男子カッター部艇が淡路沖で転覆 部員は全員無事

 8月6日午前、友ヶ島と兵庫県の淡路島の間の海上で神戸大学端艇部のカッターが転覆し、男子学生23人が海に投げ出された。昼のテレビ各局ニュースがヘリ映像で転覆した船底を見せたカッターの映像を伝えた。2人が病院に運ばれたが、全員命に別状はないという。

 朝日新聞デジタルは、2019年8月6日午前10時ごろ、和歌山市の沖合にある友ケ島付近の海上で、神戸大学端艇部の男性から「カッターボートが転覆し、海に投げ出された」と118番通報があった、と報じている。

 NHKニュース(神戸局ホームページ14:12)が和歌山海上保安部の話として伝えたところによると、海に投げ出されたのは、神戸大学端艇部の男子部員22人と部活OBの男子大学生の1人で、全員が自力で泳いで淡路島にたどり着くなどして無事が確認された。いずれも命に別状はないが、このうち2人が海水を大量に飲んだり、右足を打撲したりして病院に運ばれた。
 サンテレビニュース(電子版15:54)は、和歌山海上保安部のはなしとして、23人が海に投げ出され、22人が淡路島の洲本市由良まで自力でたどり着き、転覆していたボートにしがみついていた1人が漁船に救助された、と報じている。
 読売新聞電子版は、男子学生23人が投げ出され、うち22人は自力で洲本市の海岸に泳ぎ着き、残り1人は漁船に救助された。2人が歯を折るなど軽傷、と伝えた。

 日本テレビ(日テレ24)が伝えたところでは、現場は洲本市の数百メートル沖合。

 サンテレビニュース(電子版15:54)では、神戸大の情報として、8月3日から9日の日程で合宿中で、6日は、午後2時頃の洲本着を目指し、朝6時半に和歌山市の西脇漁港を出発していた、と伝えている。合宿は1年生から3年生の学生だけが参加していて、神戸大は現地に職員を派遣し学生たちから事故の詳しい状況を確認する、とも報じている。
 同局は、洲本市由良町の宿泊施設に救助された学生たちの模様や、学生のインタビューも報じた。

 海上保安部や警察は、ボートが転覆した詳しい状況を調べている。

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