11月24日、大阪・万博記念競技場で行われた、甲子園ボウル出場を決めるアメリカンフットボール全日本大学選手権・西日本代表校決定戦の準決勝で、神戸大レイバンズは7-26で関学ファイターズに敗退。甲子園ボウルへの道は絶たれた。応援席からは、今季健闘したレイバンズに惜しみない拍手が送られた。<綿貫由希、長谷川雅也>
(写真:試合終了後、応援席に深々と頭を下げるレイバンズ 2019年11月24日午後、吹田市の万博記念競技場で)
試合は序盤から関学に圧倒される展開に。第1Q開始3分、関学#21三宅にTDを決められ先制点を許すと、同Q残り39秒でも再び#21三宅にタッチダウンを奪われて0-13。第2Qでも関学#11大村のランでさらに6失点。続く神戸大の攻撃、#81岡庭へのパスが成功し、自陣42ydsまで前進するものの、関学に阻まれ得点ならず。0-19で前半を折り返した。
ハーフタイム後、第3Qでも関学ペースの試合展開が続く。3Q半ば、着々とFDを決め48ydsまで迫ってきた関学を神戸大#99岸が壁となって食い止めるも、その後ロングパスでゴール前まで運ばれパスタッチダウンを許す。関学に0-26とさらに点差を広げられたまま反撃ならず3Qが終了。
迎えた最終第4Q、もう後がない神戸大はここから果敢な攻めをみせる。4Q残り11分、神戸大#98小林が走ってギャンブル成功、自陣45ydsまで進む。さらに#19是澤から#27森分へ52ydsのロングパスが成功し、自陣から一気にゴール前2ydsへと迫ると、最後は#34東瀬の中央ランでタッチダウン成功し、#11中谷のキックも成功。
(写真:第4Q、#19是澤から#27森分へ52ydsのロングパスが成功)
しかしこれが神戸大の今試合唯一の得点となった。残り3分、神戸大は#1品田へのロングパスを成功し一気にゴール前10ydsまで迫るが、ここは惜しくもTDならず。
その後ギャンブル失敗しターンオーバーで攻守交替、関学がゆっくりと時間をかけた攻撃で時計を進め、そのまま試合終了。
神戸大は7-26で関学に敗退、悔しくもアメフト関西学生リーグでの雪辱を果たすことはできなかった。
試合後、レイバンズの選手たちは、応援席に向かって「1年間応援ありがとうございました」と深々と一礼し、ピッチを去っていった。感情がこみ上げて泣き出す選手の姿も。悔しさからか、選手控え室でも涙する選手が多く見られた。
了
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