医学科・保健学科はオンラインで授業継続 ネット環境がない医学科生は登校

 医学部医学科と保健学科は、4月6日から開始していた授業について、緊急事態宣言の発令後も継続してオンラインで実施している。医学科は、「Web授業を受講するネット環境がない学生は、登校して教室で授業を受けられる」と告知している。保健学科生は、実験動物飼育などの不可欠な場合を除き原則登校禁止となった。

 医学部医学科・保健学科の学部2年生以上と大学院医学研究科・保健学研究科では、全学より早くオンラインで授業を開始していた。
 4月7日に兵庫県などを対象に緊急事態宣言が発令されたことを受け、全学レベルでは宣言解除後の5月7日まで授業開始を遅らせることになった。

 しかし、医学科では、2年生以上の学生に対して4月6日からすでに授業を開始。原則オンラインによる在宅授業で、教員は基本的に教室や医局から授業の配信を行っている。
 メディア研が医学科に取材したところ、学生は自宅や下宿にWeb授業を受講するネット環境がない場合は、登校して教室で授業を受けられる、としている。
 緊急事態宣言の発令後も4月8日14時の時点では、この形式で教育を継続する方針。しかし今後状況の変化もあるとし、変更はメールやホームページで告知する。


(写真:授業開始日の医学科研究棟。人気はない。2020年4月6日13時24分、撮影=玉井晃平)

 保健学科でも、医学科と同じ体制で2年生以上の授業を開始していた。
 緊急事態宣言発令翌日の、4月8日昼頃、ホームページ上に「緊急事態宣言に伴う保健学研究科・医学部保健学科の運営方針について」というタイトルで告知を掲示。その中で、学部2年生以上は遠隔授業を継続して実施するが、学部1年(新入生)は5月7日からの授業開始とした。
 当面5月6日まで、学生・院生の登校は、実験動物飼育などの不可欠な場合を除き原則禁止となった。
 ウェブ環境が万全でない学生に対しては、「講義資料に基づいた課題を与えるなどの工夫により学修機会に不平等が発生しないよう配慮します」としている。
 保健学科教務学生係によると、教員の配信は基本的に教室から実施している。今後、教員も自宅からの配信に切り替える可能性もあるとしている。


(写真:授業開始日の保健学科。2020年4月6日14時21分、撮影=玉井晃平)

▽保健学科サイト「緊急事態宣言に伴う保健学研究科・医学部保健学科の運営方針について」 http://www.ams.kobe-u.ac.jp/for_students/img/lesson_policy3.pdf

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

月別アーカイブ

サークル・部活総覧

  1. 神戸大のサークル・部活のツイッター・アカウントを探せるぞっ!クリックすると、『神大PORT…
  2.  神戸大学の文化系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  3. 神戸大学のスポーツ系のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随…
  4. 神戸大学の医学部のサークル・部活(順不同)をジャンル別にリストアップしました。情報は随時更…
ページ上部へ戻る