4月2日、近畿学生野球連盟春季1部リーグが大阪シティ信用金庫スタジアム(大阪市此花区)で開幕。神戸大硬式野球部は、初戦で大観大と対戦し、2対5で敗れた。1回にいきなり先制したものの、追加点を入れられない中、それまで好投を続けていたエース藤原が8回に捕まり、5失点した。<塚本光・本多真幸>
桜も満開を迎える4月2日、近畿学生野球連盟春季1部リーグが、大阪シティ信用金庫スタジアムで、開幕した。昨年の秋季リーグ王者として迎える開幕戦で、神戸大硬式野球部は、大阪観光大と対戦した。
(写真:球場の周りでは満開の桜が咲いていた)
1回表、藤原が三者凡退で相手を抑えると、その裏、二死2塁から4番野田のタイムリーで幸先よく先制する。
(写真:1回裏、野田のタイムリーで生還した2塁走者鶴田を迎える神戸大ベンチ)
その後は膠着した展開が続く。神戸大は、強風の影響で相手のミスが続き、チャンスを何度か作るも追加点を入れることができない。神戸大先発の藤原もランナーは出すが、粘りのピッチングで、7回まで0を並べる。
しかし、8回表、一死から四球を与えると、続く1番久保に本塁打を浴び、逆転される。その後も連打を浴びこの回一挙5点を入れられてしまう。
(写真:本塁打を浴び、うなだれる藤原投手)
逆転したい神戸大は、9回裏に、代打攻勢をしかけ、チャンスを作るが、1点止まり。昨春リーグでは全敗で最下位だった相手に、痛い敗戦となってしまった。
先発として試合は作ったものの、逆転を許してしまった藤原投手は、試合後、「点取られるまでは自分のピッチングができた。でも、段々しんどくなって、粘ろうと思ったけど、ホームランが大きかった。1点差で投げ続けていると、精神的にも落ちてくる。ただ、そこでも粘れるのがエースなので、次からは粘りたい。明日は勝ってたらリリーフで投げると思う。明日明後日2連勝して、しっかり勝ち点を取りたい。」と悔しそうに語った。
(写真:インタビューに答える藤原投手)
試合を振り返って、中井監督は、「優勝して迎える初めての公式戦で、緊張が強くありすぎた。本来の状態で試合に入ることができなかった。風は強かったが、環境は悪くなかった。緊張があったからだと思いたい。オープン戦でもここまで振れてなかったり、動きが酷いのはなかった。(8回藤原が打たれたが、)この展開でエースを下ろす選択肢はなかった。9回は、明日に向けてはいい攻撃ができた。代打出た選手の中には、リーグ戦初出場が多かったので、緊張が取れると思いますし、明日につながる攻撃になったと思う。過剰に今日の負けを意識せず、普段通りにいけば、争えるはずなので、相手がどうこうより自分たちらしく戦えるか。」と明日に向けて語った。
(写真:インタビューに答える中井監督)
大観大 000 000 050 | 5
神戸大 100 000 001 | 2
(4月2日・大阪シティ信用金庫スタジアム)
了
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