神戸大学交響楽団は、5月31日(火)まで、活動費を集めるためにクラウドファンディングを行っている(クラウドファンディングサイト)。近年、コロナ禍に伴う演奏会の中止や部費の徴収取りやめの影響で、団は財源不足に陥っていた。そこで、活動を維持するために寄付を募ることにしたという。団は、4月30日に目標金額の90万円を達成した後、目標を150万円に更新した。団員は、プロジェクトの反響に驚いたという。<笠本菜々美>
(画像:交響楽団クラウドファンディングサイトのスクリーンショット)
5月31日(火)まで、神戸大交響楽団は、2022年度の活動費を集めるためにクラウドファンディングを実施している。新型コロナウイルスの影響で演奏会が相次いで中止されたことや、2020年度には部費の徴収もしなかったことから、団は財源不足に陥った。そこで、クラウドファンディングサイト「READYFOR」を利用して、2022年4月21日から寄付を募ることにした。
【交響楽団クラウドファンディングサイト】=コロナに負けず音楽を奏でたい!神戸大学交響楽団にご支援を。(神戸大学交響楽団 2022/04/21 公開) – クラウドファンディング READYFOR
団は、4月30日に第一目標金額の90万円を達成した。部員にとっては想像以上に早いタイミングだったという。交響楽団チーフマネージャーの道端天さん(海事・3)は「自分としては90万円もの大金は集まらないかもしれないと不安があったため、驚きと感謝でいっぱいです」とコメントした。その後、演奏会の開催費用に充てるため「ネクストゴール」を150万円に設定し、引き続きクラウドファンディングを実施中。100人以上からの支援とともに、サイトには100件を超える応援コメントも届いている。
交響楽団にとって、クラウドファンディングは初の試み。成果が分かる運動系の活動と違い、結果や成果をしっかりと見せられないオーケストラの活動に90万円もの大金を支援してもらえるのかが不安だったという。また、支援の値段設定やリターンの案を考えることと、プロジェクトページの作成に苦労したという。
(画像:神戸大サイトでも、交響楽団のクラウドファンディングが紹介されている)
交響楽団を支援するため、100人以上の人々から寄付や応援コメントが寄せられたことについて、道端さんは「想像を超えるご支援をいただき、私たち神大オケは本当にたくさんの方に支えられて、沢山の応援があって、成り立っているんだなと改めて実感しました。本当にありがとうございます。」と感謝をにじませた。
神戸大学交響楽団は、2015年で創部100周年を迎えた、日本のアマチュアオーケストラや大学オーケストラの中では屈指の歴史を誇る学生オーケストラ団体。現在は約130人が所属し、サマーコンサートや定期演奏会に向けて練習に励んでいる。
▽交響楽団クラウドファンディングサイト=コロナに負けず音楽を奏でたい!神戸大学交響楽団にご支援を。(神戸大学交響楽団 2022/04/21 公開) – クラウドファンディング READYFOR
▽交響楽団公式Twitter=神戸大学交響楽団(神大オケ)(@Kobe_Univ_Orche)
▽交響楽団ホームページ=神戸大学交響楽団 | – Kobe University Symphony Orchestra – (kobeusym.info)
了
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