硬式野球部、三商戦 劇的サヨナラで7年ぶり優勝

8月23日(火)、硬式野球部の第85回三商戦がほっともっとフィールド神戸で行われた。初戦で大公大に勝利した神戸大は、続く一橋大戦でサヨナラ勝ちを収め、2015年の第80回大会以来、見事7年5大会ぶりの優勝を飾った。最優秀選手賞は大公大戦で3安打猛打賞の林大貴(法4年)が受賞した。<久保田一輝>

(写真:サヨナラ勝利を喜ぶ選手達。2022年8月24日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で撮影。)

 普段はエースの藤原涼太(工4年)が完投することが多いが、OP戦が続くこともあり、この三商戦は8人のピッチャーが投げ抜いた。

(写真:一橋大戦で先発登板した藤原主将。)

 大公大戦は、序盤に守りのミスから失点したものの、5回に北原の押し出しフォアボールで同点に追いつくと、その後も東垣和希(営4年)のタイムリーヒットなどで追加点を重ね、5-2で逆転勝利を収めた。

 続く一橋大戦は、3回に駒寿のタイムリーヒットで先制し、4回には前田幸希(工3年)の2点タイムリーヒットで3-0としたが、5回に守りのミスから逆転を許すと、7回にも追加点を奪われ苦しい展開となった。

 4点を追う8回裏、神戸大のあきらめない野球が真骨頂を発揮する。先頭の日下凌(済2年)がライト前ヒットで出塁すると、ベンチは一気に反撃ムードに。ヒットとフォアボールで1死満塁とすると、前田が押し出しフォアボールを選び、まず1点を返す。来田一浩(海事4年)のタイムリーヒットで2点差とすると、続く佐伯将輝(済4年)の打球を相手のファーストが後逸。その間にランナーが2人生還し、同点に追いつく。その後、駒寿諒真(国人3年)がレフト前にサヨナラタイムリーを放ち、8-7で見事なサヨナラ勝ちを収めた。

(写真:同点のホームに生還する前田選手。)

(写真:サヨナラタイムリーヒットを放つ駒寿選手。)

 応援団も駆けつけ、スタンドから熱いエールを送った。団長の古田徳幸さん(済4年)は試合後のインタビューで「まずは勝ててよかった。(声出しの制限が解除され)3年前のような応援ができた。スタンドで盛り上げてくれた同級生に感無量です。」と話した。

(写真:スタンドから熱いエールを送る古田団長。)

(写真:厳しい暑さの中エールを送る応援団員達。)

≪第85回 旧三商大定期戦 第1試合 vs大阪公立大学 @ほっともっとフィールド神戸≫
神戸大  000 113 000|5
大公大  020 000 000|2

≪第85回 旧三商大定期戦 第3試合 vs一橋大学@ほっともっとフィールド神戸≫
一橋大 000 040 30|7
神戸大 001 200 05|8
(時間の都合上、大会規定により8回終了)

【訂正】タイトルに「5年ぶり優勝」とありましたが、「7年ぶり優勝」の誤りでした。おわびして訂正します。(2022年8月25日15時15分 編集部)

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