男子ラクロス部、リーグ初戦 龍大に逆転勝利で好スタート

 神戸大男子ラクロス部は8月20日、大阪市鶴見区の鶴見緑地スタジアムで行われた秋季1部リーグの初戦で、龍谷大と対戦。試合は、互いに点を取り合う展開となったが、同点の4Q、開始5分までに神戸大が2点を追加して勝ち越し、そのまま逃げ切って5-3で勝利。目標とする関西制覇に向け、順調な滑り出しとなった。第2試合の相手は京大で、27日(土)に非公開会場で行われる。

(写真:4Q、決勝のショットを決めた15番藤井直紀は、チームメイトとともに喜ぶ。)

 1Q、神戸大は開始6分、7番吉川未来(農4年)が先制のショットを決める。しかし、リーグ初戦の緊張のせいかパスをうまくつなげることができない。10分、自陣右側に攻め込まれ、神戸大は複数人で囲んで抑えようとしたが、合間を抜くショットを決められ、すぐさま同点とされる。

(写真: 1Q、先制のショットを決めた7番吉川。2022年8月29日、大阪市鶴見区の鶴見緑地スタジアムで撮影。)

 2Qにはショットを2本許して勝ち越された。神戸大は相手のミスも絡んで、3度のショットを試みたがいずれも外れ、ビハインドのまま前半を終える。

 3Q、フェイスオフをものにした神戸大は敵陣に攻め込む。7番吉川のショットは外れるもチェイスでパスを繋いでいき、ゴール間近で受け取った53番がそのまま決めて1点差。8分には、相手の反則によりマンアップオフェンスとなったところ、センターライン付近から14番田中優平(法4年)がロングショットを決め、同点に追いついた。

 勝負の4Q、神戸大が最初から勝負を仕掛ける。1分、敵陣でチェイスした15番藤井直紀がそのままゴール前へ回り込み、勝ち越しのショットを決めた。は試合後、「チェイス後のプレーでゴールを決めるのが自分の仕事。上手くできてよかった」と振り返った。3分には14番田中がこの試合2回目のショットを決め追加点。その後、相手に攻め込まれることもあったが、ゴーリーの2番中村圭(済4年)のセーブや、焦った相手の拙攻にも助けられて逃げ切り、初戦を勝利で飾った。
 

(写真:4Q、決勝のショットを決める15番藤井)

 第2戦の相手は、昨年のリーグ戦でも5月に行われた定期戦でも敗北した京大で、今シーズンの山場の一つになりそうだ。試合は、27日(土)に非公開会場で行われる。

 吉川未来主将のコメント。「前半は相手にペースを奪われてしまいましたが、ハーフタイムで、今まで自分たちのやってきたことは間違ってないと言って自信を取り戻し、修正していくことができました。今後も、相手のプレーに引っ張られないような試合運びをしていきたいです」

谷口寛ヘッドコーチのコメント
「開幕戦は緊張するものだという想定でいましたが、実際に序盤は緊張によるミスが目立ちました。他にもケガ人が多くギリギリの状態ではあったのですが、その中で勝ててよかった。次の京大戦は山場になるが、連勝で波に乗りたいです」

 今年度の秋季リーグ戦は、1部リーグ所属の7チーム総当たりによる予選ブロックの後、ブロック1位から3位で決勝トーナメントを行い、最終的な順位が決定される。トーナメントでは、準決勝で2位と3位、決勝で1位と準決勝勝者が戦う。

 
《第32回関西学生ラクロスリーグ男子 @鶴見緑地スタジアム(大阪市鶴見区)》
神戸大1 0 2 2|5
龍谷大1 2 0 0|3

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