4月2日、大阪シティ信用金庫スタジアムで、近畿学生野球春季1部リーグ1節1回戦で硬式野球部は奈学大と対戦した。新監督、新主将となって初めて迎えるリーグ戦の試合であったが、四死球や守備のエラーが重なって得点を許し、2-8で奈学大に敗北し、初戦を落とした。<本多真幸、尾畑陽貴>
4月2日、大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムで、近畿学生野球春季1部リーグ1節1回戦、神戸大対奈学大の試合が行われた。この試合は、硬式野球部が西谷仁孝監督と駒寿諒真主将(国人4年)という新体制となってから初めて迎えるリーグ戦だ。
試合は序盤から奈学大がリードする展開となる。神戸大の先発、友定舜(海洋2年)は一回裏で先頭打者にホームランを打たれ、1点を先制される。2回表の神戸大の攻撃で、牧直希(法4年)がセンター越えの三塁打を放ち、続く荻根澤司(国人3年)がスクイズを成功させる。このスクイズで神戸大は同点に追いつく(神戸大1-1奈学大)。
2回ウラ、奈学大の攻撃。2アウトからランナーを出し、奈学大の8番、小林の三塁打で1点を許す。 さらに、四球でランナーを出し、2アウト2,3塁から、センターとショートの間に落ちるヒットで2点を追加される。奈学大はこの回3点を得て、神戸大を突き放した(1-3)。
5回ウラの奈学大の攻撃。この回、神戸大は守備のエラーが重なり、奈学大にさらなる追加点を許してしまう。1死1塁からセカンドがゴロを落球し、1,2塁となる。続く打者がセンター越えの二塁打で1点追加。さらに、1死2,3塁の状態からバッテリーエラーでランナーが1人還る(1-6)。奈学大に点差を広げられ、なおも3塁にランナーを置くピンチが続く。2死2,3塁から死球で満塁となったところで、先発の友定は2番手の狩山知大(工3年)に交代した。
6回表、神戸大の攻撃では二人が連続で長打を放つ。 先頭打者の駒寿が二塁打で出塁すると、続く日下凌(済3年)もセンター方向へ二塁打を放ち、1点を返す(2-6)。 さらに1死3塁のチャンスを迎えるが、後続がゴロに倒れて追加点ならず。
6回ウラの奈学大の攻撃では狩山の制球が乱れる。2人に四球、1人に死球を出し、1死満塁。ここで狩山は神戸大の3番手、山下大和(法4年)に交代する。山下は後続打者を三ゴロの併殺打に抑えて、この回を無失点で切り抜けた。
4点差を追いかける神戸大だが、奈学大の植木投手に抑えこまれて6回以降得点のチャンスを作れない。
8回ウラ、奈学大の攻撃。神戸大の投手は4番手の池田悠希(工3年)に交代。1死2塁からランナーが盗塁する。これに暴投が重なり、ランナーはホームまで還る(2-7)。さらに2死2塁からレフト方向へ二塁打を打たれ、この回で2点を失う(2-8)。
9回表の神戸大の攻撃は三者凡退に終わり、奈学大が2-8で勝利した。
試合後に西谷監督と駒寿主将にインタビューを行った。
聞き手)今日の試合を振り返っていかがですか?
西谷監督)投手陣が崩れ、あまり思うようにいかない試合だったが、チーム全体の士気は上がっている。課題点を修正していき、明日以降はいいリズムを保ちながらプレーできるようにして、これから挽回していきたい。
聞き手)今日の試合では何人も投手を後退していましたが、その点明日に響くところはありませんか?
西谷監督)最少点に抑えながら(エースの)林(大貴(海事4年))に繋ごうと思っていたんですけど、できなかったので、上回の立場もあるので全員出したいと思いました。気持ち的には今の状態を維持したままで明日の試合にも向かっていけると思います。
また、駒寿選手には二塁打を放った時の走塁について聞いた。
聞き手)6回表の二塁打は、当りとしては一塁打になりそうな当たり方でしたが、当たった瞬間から二塁を狙おうと思っていたのですか?
駒寿主将)そうですね。チームとして、常に先の塁を狙うことを心掛けているので、全力で走ったうえで「行けそうだな」と思ったので(二塁を)狙いました。
《近畿学生野球連盟1部春季リーグ戦第1節1回戦。@大阪シティ信用金庫スタジアム》
神戸大010 001 000|2
奈学大130 020 02Ⅹ|8
了
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