７月１０日、神戸大は、７月１日に行われた理学部編入試験の一次選考で、「化学」の出題に誤りがあったと発表した。当初は第二次選考の対象を上位１２人としていたが、受験した３３人全員を対象とした。なお、受験者の合否判定には出題ミスによる影響はないという。＜蔦旺太朗＞

　７月１０日、神戸大は、７月１日、２日に行われた令和６年度理学部第３年次編入学者選抜試験で、化学科の筆記試験科目「化学」の出題に誤りがあったと発表した。

　神戸大によると、誤りがあったのは７月１日の第一次選考の化学科の筆記試験科目「化学」の出題。問題文では有効数字３桁で回答するように指示があったが、問題用紙に定義した「√2＝1.41」の値を用いた場合、有効数字３桁となる正答を導くことができなかった。
　７月１日の第１次選考合格者発表において、当初は上位１２人を合格者として発表していたが、今回の出題ミスを考慮し、受験生３３人全員を合格者として再発表し、第二次選考の対象とする措置をとった。
　なお、すべての受験者において本措置による不利益は生じず、合否判定に影響はないという。この措置に基づいて、７月２６日（水）に合格者発表を行う。

　７月１０日の神戸新聞電子版は、「採点していた教員が誤りを見つけ、発覚した。」と報じている。

【令和6年度理学部第3年次編入学者選抜試験における出題ミスについて｜神戸大サイト】
＝https://www.kobe-u.ac.jp/documents/NEWS/info/sci/20230707.pdf

神戸大、理学部の編入試験で出題ミス　化学の問題に誤り
／神戸新聞NEXT（２０２３年７月１０日１６時１０分）
https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202307/0016568917.shtml

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