硬式野球、秋季リーグ開幕 大公大にコールド負け

 9月2日(土)、大阪シティ信用金庫スタジアムで、硬式野球部は近畿学生野球連盟1部秋季リーグ1節1回戦で大公大と対戦した。神戸大は7回の大公大の猛攻によって崩され、1-8で大公大にコールド負けを喫した。<蔦旺太朗、尾畑陽貴>

 近畿学生野球連盟1部秋季リーグが9月2日に開幕し、神戸大は同日に大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムで大公大と対戦した。大公大は去年の秋季リーグ、今年の春季リーグを連覇している強豪校である。序盤は両チームともに1点を入れて拮抗していたが、7回に神戸大は5点の大量失点をし、続く8回にさらに2点を追加されてコールド負けとなった。

(写真:先発の早﨑。2023年9月2日10:00ごろ、大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムで)

 神戸大の先発は早﨑輝(済1年)。25日の神京戦では1年生ながら5回1失点の好投を見せたが、今試合では前回と同じく、序盤から失点を許す展開となった。

 2回裏、神戸大は1死一塁からゲッツーを狙った送球を捕球ミスし、1塁ランナーは3塁に進む。続く打者のゴロで3塁ランナーが生還し、先制点を許す。しかし4回表、4番古川立輝(海政3年)がセンター前安打で出塁、5番喜田将生(済3年)がレフトへのヒットで出塁し、2死一、二塁。7番梶川耕平(工4年)がレフトへのタイムリーツーベースを放ち、1点を返した(神戸大1-1大公大)。

(写真:2回表、レフトの頭を超える梶川の二塁打。)

 続く5回、6回の裏は、早﨑の好投と守備陣の華麗なダブルプレーで無失点に抑える。

 同点で迎えた7回裏、無死二、三塁の場面で二塁手は強い打球を体に当てて止めるが、ボールを見失ってしまう。この間にランナー1人が還り、1点を失う。早﨑はここで降板し、マウンドには林大貴(海事4年)が立つ。

 しかし、無死満塁からライトへのタイムリーツーベースで2点を失う(1-4)。林は続く打者を浅めのセンターフライに打ち取るが、ホームへの送球を捕手が逸らし、三塁走者の生還を許してしまう(1-5)。さらに、レフト前へのタイムリーで1点を追加され、1人に四球を出して2死一、二塁としたところで、神戸大はこの回2回目の投手交代。林に代わって中尾公紀がマウンドに立つ。中尾は打者をスライダーで右ライナーに仕留めて3つめのアウトを取った。

(写真:7回裏、捕手の後逸でランナーが還る。)

 8回表、神戸大の攻撃。2死一、二塁で得点のチャンスを得るも、5番喜田がキッチャーフライに倒れ、無得点に終わる。その裏の大公大の攻撃、1死二、三塁の場面でワイルドピッチにより、3塁走者が帰還(1―7)。さらに1死二、三塁、セカンドゴロの間にランナーが帰る(1-8)。8回で7点差がついたためコールドゲームが宣言され、神戸大は1-8で大公大に敗北した。

 以下は監督と主将のコメント。

駒寿諒真主将(国人4年)のコメント:
 中盤までは早﨑もしっかり投げてくれて、ミスもあったが良い試合運びだったと思う。しかし、1つのミスから流れを相手に渡してしまって、自分たちが勝手に崩れて負けてしまったのが悔しい。次回はこういったミスが出ないように、準備の時点からしっかりと不安を潰して試合に臨みたい。

中井明則監督のコメント:
 開幕戦ということで、おそらく上回生、特に4回生が緊張してしまったと思う。1つ1つアウトを取っていかなければならないのにうまく守れなかったという印象。序盤から内野の守備の乱れが尾を引いていて、いつ地に足を付けるかと思っていたが7回にもその流れが続いてしまった。それまでは早﨑が頑張ってくれたが、7エラーではどう頑張っても勝てない。
 普通の練習試合ではここまでエラーが出ることは無いので、選手たちの緊張の度が行き過ぎていた部分もあったのだと思う。明日以降はここまで乱れることは無いと信じて戦っていきたい。

 

《近畿学生野球連盟1部秋季リーグ戦第1節1回戦 @大阪シティ信用金庫スタジアム》
神戸大000 100 00|1
大公大010 000 52|8
(8回コールド)

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