桜が満開のもと 4433人が入学

 曇り空の下で桜が咲く中、2024年度の入学式が4月4日午前、神戸市中央区のワールド記念ホールで行われた。学部2600人、大学院博士前期課程1225人、同後期課程335人、法科大学院と経営学専門職学位課程159人、編入・転入学生114人、そのうち海外からの学生274人で計4433人が新たなステージでの生活をスタートした<ニュースネット取材班>。

 昨日から続いていた曇り空に少しずつ晴れ間が広がり、春の暖かな陽気の中、新入生は明るい表情で入学式を迎えた。会場前では、家族や友人と談笑したり、看板前で記念撮影したりする新入生の姿があった。入学式開会前の会場前では、応援団の部員がユニークな掛け声で新入生やその保護者を会場内へ誘導していた。

(写真:新入生らを会場内へ案内する応援団の部員。2024年4月4日9時44分撮影。ワールド記念ホール前で)

(写真:会場に向かっている新入生たち。2024年4月4日9時46分撮影。ワールド記念ホール前で)

 また、式典の映像はオンラインで同時中継され、神戸大公式チャンネルでアーカイブ映像を見ることができる。

【令和6年度入学式│神戸大サイト】=https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/event/20240404_01/

 藤澤正人学長は式辞で、「世界的な視野での課題解決能力を養ってほしい」と新入生にエールを送った。元阪神タイガース社長で校友会の坂井信也会長は「正しいことは正しいと主張できる勇気をもって」と激励した。

(写真:登壇する坂井・校友会会長。10時23分撮影)

 入学生総代の吉澤さん(国・1)は、「神戸大の学風『真摯・自由・協同』を胸に、後悔のない大学生活を送りたい」と意気込みを語った。

 記念講演では、アップル・ジャパンの元社長である山元賢治さん(工学部卒)が登壇した。山元さんは「自分より優秀に見える人はたくさんいるかもしれないが、人との比較によって落ち込む必要はない。言い訳をせず逃げないで。自分の責任を持って自分の技術をデザインしてほしい」と話し、日本語で「常識を疑え」と意味である「Glorious Discontent」という言葉を繰り返した。

(写真:記念講演で話す、工学部卒でアップル・ジャパンの元社長・山元賢治さん。10時57分撮影)

 応援団総部による新入生応援演舞が行われた。最初は静かだった会場が、演舞が進むにつれて手拍子が起こるなどして盛り上がった。さらに、神戸大公式マスコットキャラクター「うりぼー」が登場し、会場が沸いた。演舞について、会場の前の方に座っていた新入生は「楽しかった」とコメントした。

(写真:新入生応援演舞で会場を盛り上げる応援団総部)

(写真:ステージに登場する「うりぼー」)

 海洋政策科学部の新入生は、「サークルや部活が楽しみで、六甲祭実行委員会に興味がある。フル単を狙いたい」と新しい大学生活へ期待を膨らませた。

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