壷井達也、全日本でSP14位 FSに向けて「失うものは何もない」

  • 2024/12/21
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 12月20日、第93回全日本フィギュアスケート選手権大会の男子SPが東和薬品RACTABドームで行われ、壷井達也(国人4年、シスメックス)が出場。序盤のジャンプでミスが続いて得点を伸ばせず、73.94点で14位となった。22日(土)のFSに向けて「失うものは何もないので、全力でやりたい」と意気込んだ。<蔦旺太朗>

 12月19日 から 12月22日にかけて東和薬品RACTABドーム(大阪府門真市)で行われている、第93回全日本フィギュアスケート選手権大会。20日の男子SPに神戸大の壷井達也(国人・4)が出場した。

(写真:演技中の様子。2024年12月20日15時32分撮影。東和薬品RACTABドームで)

 壷井は、今年11月のグランプリシリーズ第4戦・NHK杯でSP、FS、総合得点の全てで自己ベストを更新(SP85.02点、FS166.50点、総合251.52点)し、さらに自身初の表彰台となる3位という結果を残した。今大会もその勢いに乗りたいところだった。

 今回の演技の使用曲はホアキン・ロドリーゴの『アランフェス協奏曲』で、振付師はザカリー・ダナヒューさん。滑走順は30人中21人目だった。

 序盤、最初のジャンプの4サルコウで着氷が乱れると、続く3アクセルが抜け1アクセルになるミスが続く。後半の3ルッツと3トウループのコンボ、ステップやスピンでは安定した滑りを見せて持ち直す。しかし、得点が伸びず73.94点(技術点35.52、演技構成点38.42、減点0)、SP最終14位となった。演技終了後、壷井はゆっくりと立ち上がり、暗い表情を見せた。

(写真:暗い表情の壷井。2024年12月20日15時33分撮影)

 演技後、壷井は「練習が悪かったとは思わない。気持ちの部分で弱い自分が出てしまった。結果を残さないといけないNHK杯から1か月間、燃え尽きてしまった部分があった。最後のもう一歩の部分が足りなかったと思う」と振り返った。
 明日のFSに向けては、「失うものは何もないので、全力でやりたい」と意気込んだ。

 21日(土)のFSでは、壷井の演技は24人中11番目、17時19分から開始の予定だ。

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