NHKの次期連続テレビ小説『甘辛しゃん』の初のロケーションが、神戸大の六甲台キャンパスを舞台に小雨の降る中行われ、大勢の報道陣が詰めかけた。【九月六日 神戸大NEWS NET=UNN】
『甘辛しゃん』は、今年の十月から放送されるNHKの次期朝の連続テレビ小説で、母親と共に神戸の灘の酒造家に移り住んだヒロインの榊泉(さかき・いずみ)が、酒造りの魅力にひかれていくというストーリー。
今回は同番組のヒロインを演じる榊泉役の佐藤夕美子さんの初ロケ。
神戸の国立大学に通う泉が友人の浅井まゆ子(遊井亮子)と社交舞踊研究会の部室へ向かう途中、学生の恩田万作(大場泰正)とぶつかるというシーンが撮影された。九月六日午前に行われたロケは雨模様だったため、時々撮影が中断されるというあいにくのコンディション。
当日はヒロインの初ロケということで、撮影現場には多くの記者やカメラマンがつめかけた。
佐藤夕美子さんは「雨になってしまったのは残念です。今日は走るシーンばかりでしたが、泉ちゃんはいつも走っているんですよ。でも中学生の時に陸上をやっていたので大丈夫」と笑顔で話した。また六甲台学舎について、「私も大学(亜細亜大・経営一年)に通っているんですが、うちと全然違う。おしゃれで洋館みたいですね。時間があれば散策したい」とすっかり気に入った様子だった。
神戸大生にメッセージをという本紙記者の質問に「私はまだ一年だから」とはにかみつつも、「皆さんしっかり勉強して楽しんでください。楽しむことが大事です」とさわやかに答えてくれた。
なお朝の連続テレビ小説『甘辛しゃん』は、NHK大阪制作で、今年の十月六日から、総合テレビで月曜日から土曜日の午前八時十五分、午後零時四十五分と一日二回オンエア。撮影されたシーンは、十一月七日(第五週・第二十九回)に放送される。
【写真】NHKの朝のテレビ小説『甘辛しゃん』の初のロケは小雨のなか行われたが、大勢の報道陣が取材につめかけた。(9月6日午前10時30分 神戸大の六甲台キャンパス第一学舎玄関で 撮影=堀江悟)
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