外国人の3人に1人は「震災ほぼ復興」 大市大アンケート

 阪神大震災で被災した外国人の三人に一人が被災状況は現状でほぼ復興したと考えていることが、大市大と産経新聞の合同アンケートで分かった。【七月十七日 UNN】

 調査は震災を経験した外国人百四人(うち八十八人は当時学生)と神戸・阪神間、淡路の仮設住宅に住む日本人百一人を対象に実施した。
 「被災地はどれだけ復興したと思うか」の問いに対し、「ほぼ復興した」とした外国人は三一・三%。「完全に復興した」と答えた五・二%を加える三人に一人が復興完了に傾いている。
 これに対し日本人は「半ばまで進んだ」(三九%)、「三割がた」(二六%)、「端緒についたばかり」(一四%)で、外国人と意識に大きなずれがある。
 自分の生活についても、外国人の二人に一人は「ほぼ復興した」、「完全に復興した」ととらえていた。
 震災当時、だれからの援助を期待し、実際に誰の援助を受けたかについて、外国人の七割が大学生や大学院生だったことから、四人に一人が「大学」の援助を期待。しかし実際には「日本人の知人」「留学生仲間」が七割を越え、「大学」の支援は四・二%に留まった。

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