3月12日、神戸大の令和7年度一般選抜・後期日程が実施され、1753人の生徒が受験した。2025年4月から新設されるシステム情報学部を含む9学部で試験が実施された。ある受験生は「いつも通りの実力を出せたらよかったのに」と悔やんだ。「奇跡を願う」と話す保護者も。合格発表は3月21日(金)。<奥田百合子、川﨑成真>

(写真:用紙の配布を待つ受験生たち。2025年3月12日9時8分撮影、神戸大鶴甲第1キャンパスの試験場で)
神戸大の個別学力検査・後期日程が3月12日に行われた。試験は予定通り実施され、1753人の生徒が受験した。後期試験が実施されたのは、文学部、国際人間科学部、法学部、理学部、医学部保健学科(検査技術科学専攻・理学療法学専攻)、工学部、システム情報学部、農学部、海洋政策科学部の9学部。システム情報学部は2025年4月から新しく設立される学部だ。
後期試験の試験科目は、外国語と数学、小論文だ。学部によって必要な科目は異なる。工学部食堂 T-BOXカフェテリアは、受験生控室として14時まで開放されていた。赤本を開いて最後の追い込みをする受験生や、雑談をする受験生などが見られた。

(写真:工学部食堂 T-BOXカフェテリア。2025年3月12日9時38分撮影)
10時半すぎ、工学部付近では試験科目である数学(11時50分~13時50分に実施)を受験するために多くの生徒が試験会場に入室していた。
大阪から来た、受験生の息子を送り出したという父親は「奇跡を願っています」と神妙な面持ちで述べた。また福岡から朝早くの新幹線で来たという、システム情報学部の受験生の母親は「現役最後の受験なので、もう全力で頑張ってほしい。あと、思ったより(キャンパスまでの)坂がすごくてびっくり」と笑った。

(写真:試験室を確認する受験生たち。2025年3月12日10時38分撮影、神戸大六甲台第2キャンパスで)
試験を終えて、大阪から受験に来た男子高生は、「過去問を解いた時より出来が悪かった。もうちょっといつもくらいの実力を出せたらよかったなあ」と悔しさをにじませた。

(写真:試験を終えて帰路につく受験生たち。2025年3月12日14時10分撮影、神戸大六甲台第2キャンパスで)
合格発表は、3月21日(金)に行われる。入学手続きの締切りは3月27日(木)までで、欠員補充による入学手続きは、3月28日(金)~31日(月)に行われる。

(画像: 2025年度一般選抜(後期日程)の受験者数。神戸大の発表をもとにニュースネット委員会が作成)
了
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