神戸大はきょう4月30日に行われた大阪観光大との2回戦で、同点に追いつかれながらも6−5で辛くも逃げ切り、2部優勝を手にした。<取材班>

春季リーグ第5節2回戦が行われた4月30日、勝ち点18の神戸大が首位、14の大観大が2位、13の大阪大谷大が3位で、この3校に優勝の可能性が残っていた。
午前中に行われた第1試合で、3位の大阪大谷大が奈良教育大と0−0で引き分けた。大谷大は残り1試合に勝っても勝ち点が17で、神戸大には及ばないため、この時点で大谷大の優勝はなくなった。
第2試合で神戸大が負けると勝ち点は18のまま。大観大が最終試合にも勝つと勝ち点20となり、大観大が神戸大をかわして優勝を勝ち取る可能性があった。
勝てば優勝、負ければ大観大の最終戦(対阪大戦)の結果次第という大一番をむかえた神戸大。
このあと11時25分から行われた第2試合が注目された。
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辛くも大観大を振り切り自力で優勝
神戸大対大観大の2回戦。初回、2死3塁から4番池上のヒットで先制点を挙げた神戸大は、3回裏にも1死2、3塁で5番米田のヒットが出て1点を追加、2対0に。
さらに、4回裏には2番松本の放った右中間3塁打で2点追加。5回裏には6番茂見の左前2塁打で1点を追加し、5対0と試合を決めたかに見えた。
ところが6回表、満塁のピンチに死球と犠牲フライで大観大に2点を許し、さらに5番福島の2塁打で5対3に迫られる。
7回表にも犠牲フライと悪送球で、神戸大は5対5の同点に追いつかれる。
しかし、7回裏に、神戸大は1死2塁で、再び5番米田2塁打を放ち、6対5と勝ち越し。蘆田、山形の継投で相手に追加点を与えず、6−5で辛くも逃げ切り、2部優勝を自力で手にした。
硬式野球部は18時過ぎにブログに、「令和7年度春季リーグ戦第5節は2戦とも勝ち切ることができ、無事2部優勝を果たしました。この結果に慢心せず、今春の目標である1部復帰を果たします。引き続き、温かいご声援のほどよろしくお願いいたします!」というコメントを掲載し、優勝を報告した。
●近畿学生野球2部春季リーグ 第5節2回戦
大観大 000 003 200=5
神戸大 101 210 10X=6
4月30日 @くら寿司スタジアム堺
了
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