【新入生メモ】結構複雑、鶴1の校舎

 新入生のみなさん。鶴甲第1キャンパスの校舎の名前覚えましたか? 結構複雑ですね。
 陸橋を渡るとA、B、C、D棟と順に並んでいるのはわかりますが、それを南北につなぐ校舎がL、M、N棟なのが、ちょっと複雑。しかもG〜J棟がないのはナゾです。
 さらに事態をややこしくしているのが、メインの事務室窓口やキャリアセンター、大きなラーコモ(ラーニングコモンズ)のあるフロアが2階で、地下にあるように思える食堂が1階という構造です。

(画像:鶴甲第1キャンパス校舎配置図)

 現在の鶴甲第1キャンパスは、1963年(昭和38年)に、鶴甲山を削って、その裾野(現・灘区鶴甲1丁目)に誕生しました。(北側の鶴甲団地は1968年に入居が始まっています)
 昭和10年代に完成していた六甲台校地の東側に隣接していますが、ご存知の通り高低差があり、急な階段で結ばれています。六甲台本館前が標高172m、鶴甲第1キャンパスの陸橋の東のたもとが131mなので、その高低差は約40mあります(国土地理院地図による)。

 最初は、語学などの一般教養を教える「教養部」という部局の校舎で、1、2年生が通うキャンパスでした。教養部は1992年に学部に改組され「国際文化学部」となりました。25年後の2017年に、国際文化学部と発達科学部(旧教育学部)が再編統合され「国際人間科学部」となり、もとの教養部=国際文化学部のあったこの場所を「鶴甲第1キャンパス」と呼んでいます。
 いまだに、「国文キャンパス」、「国文陸橋」などと呼ぶ人がいるのは、その名残ですね。大学生協の購買も長らく「国際文化学部店」でしたが、2024年12月に「鶴1ショップ」と改称しました。

 キャンパス開設当初の写真を見ると、現在のA、B、C棟と、それを南北につなぐL、M、N棟しか建っていなかったことがわかります。D棟やK棟は見当たりません。

(写真下:開設されたころの教養部学舎。1963年ごろ撮影。「神戸大学の歴史⑥」から 神戸大学提供)

●関連記事「【新入生メモ】神戸大のキャンパス名の覚え方」(2020年4月11日)= https://x.gd/M5CL0

●関連記事「神戸大学の歴史⑥ 『タコ足大学』から学舎の統合へ」(2020年12月1日)= https://x.gd/rK3x4

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