6月22日、大阪城音楽堂で行われた「大阪ビッグバンドジャズフェスティバルに神戸大KOBE Mussoc Jazz Orchestra(神戸大マソック)が出演。34度を超える夏空の下で「E.S.P.」など3曲を披露した。<取材班>

(写真:大阪ビッグバンドジャズフェスティバルに出演した神戸大KOBE Mussoc Jazz Orchestra 2025年6月22日16:25 大阪城音楽堂で)
この日の大阪市は34度を超える暑さになったが、観客は大阪城音楽堂の後列芝生席にできた木陰に身を寄せて、夏のジャズを味わっていた。
神戸大マソックは、太陽が西に傾き始めた16時20分にステージに登場。1曲目の「E.S.P.」を迫力あるサウンドで聴かせ、トロンボーン、ドラムスのソロには客席から拍手が送られた。
続いて、ゆったりしたサウンドの「クワイエチュード」。心地よいスイングに、木陰の観客は気持ちよさそう。最後は「バッカ・フィーリン」でしめくくった。

会場に来ていた龍谷大2年生の男子学生2人連れは、「ジャズ研に入っているので他の大学の演奏を聴きに来た。神戸大は、ドラムがよかったよね」とポテトをつまみながら屋外でのジャズを楽しんでいた。
神戸大マソックの一田結衣さん(国人・3年)は、きょうの曲の中に8月に神奈川で行われるヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテストの演奏曲があるとあかす。「初めてステージで披露したけど…」と、課題が見えた様子。
今年は16人のメンバーがなかなか集まらず、「関西の大学ビッグバンドは、どこもメンバーが足りていない」とこぼす。軽音ジャズの部員は多いが、技術レベルをクリアしマソックを希望するメンバーが少ないという。今回は他大生の助っ人にも加わってもらって編成したと、苦労を語ってくれた。
今年の大学ビッグバンドの最高峰を決める第56回「ヤマノ・ビッグバンド・ジャズ・コンテスト」は、8月16日(土)、17日(日)に川崎市の「カルッツかわさき」で開催される。神戸大マソックは2日目の4番手に出場する。
(写真下:夏空が広がった大阪城音楽堂 2025年6月22日 16:30)

了
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