七夕祭に約3千人来場 打上花火が七夕前夜を彩る

 7月6日、第20回七夕祭が神戸大六甲台第1キャンパスで実施された。天気に恵まれ真夏日となったが、3千人以上が来場した。模擬店やステージ企画が実施され、夜にはステンドグラス点灯式や打ち上げ花火などが七夕前夜を彩った。<久保田一輝、成瀬泉、奥田百合子>

(写真:七夕祭の様子。2025年7月6日20時18分。撮影・成瀬泉)

 7月6日の14時〜20時半、第20回七夕祭が神戸大六甲台第1キャンパスで実施された。神戸大ベルカン(法・経済・経営ゼミ幹事会)が主催。

 天気に恵まれて、最高気温33度となる真夏日となったが、3千人以上が来場した。
 六甲台本館前の七夕ステージなど3つのステージに加えて、お化け屋敷などの参加型企画や模擬店が展開され、夜にはステンドグラス点灯式や浴衣企画が行われた。

(好天に恵まれた七夕祭。2025年7月6日14時3分。撮影・久保田一輝)

▽七夕ステージ
 六甲台本館前の七夕ステージ。14時10分から、書道研究会がパフォーマンスをして、音楽に合わせて書道を披露した。

(写真:書道研究会のパフォーマンス。2025年7月6日14時17分。撮影・久保田一輝)

 2団体目は、コピーダンスサークルEtoile。最後に、TREASUREの「HELLO」を踊った。

(写真: Etoileのダンス。2025年7月6日15時10分。撮影・奥田百合子)

 15時半からは、応援団が応援演舞を行った。
 応援団長の笠置涼さん(農・4)は、「七夕祭に出演するのが2年ぶりだったのですが、暑い中これだけの人に集まってもらってうれしい。地域の方も集まる中での七夕祭なので、盛り上げる一助になればと思う」と語った。

(写真:応援団のパフォーマンス。2025年7月6日15時33分。撮影・久保田一輝)

 18時すぎから、ビンゴ大会が開催された。一等をじゃんけんで決めて、勝利した女性にスペシャル景品が贈呈された。

(写真:ビンゴ大会の様子。2025年7月6日18時20分。撮影・奥田百合子)
※写真を一部加工しています。

▽フェスステージ
 大階段で行われたフェスステージ。神戸大所属の音楽系サークル・部活によって様々な楽曲が演奏された。
 フェスステージは、軽音サークル楽音によるヨルシカの「ただ君に晴れ」で始まった。

 15時から演奏した軽音サークルMMCは、さよならポエジーの「SHIKEMOKU CITY」などを演奏した。

 フェスステージの最後を飾ったのは軽音楽部ROCK。ボーカルの夏目彰吾さん(国人・3)はステージを振り返って「七夕祭のフェスステージは音楽系の部活・サークルにとって大きなイベントで、全員が良いものにしようと全力を尽くしている。自分としても良いライブにしようという一心で臨んだ。聴きに来てくれた人を自分たちの熱量で圧倒したいという気持ちだった」と語った。

(写真:軽音部ROCKの演奏。2025年7月6日18時27分。撮影・久保田一輝)

▽子供ステージ
 第1学舎の102教室は、子ども向けの企画やイベントが実施された。16時半ごろからは、2回目の「短冊を取り戻せ!謎解きヒーローショー」が開催された。悪役が登場したが、子どもたちの「みるきーふらっしゅ!」という掛け声で、悪役を倒すことができた。

(写真:ヒーローショーの様子。2025年7月6日16時40分。撮影・奥田百合子)

▽模擬店
 ベルカンが焼きそばやかき氷など15種類のフードを販売し、さまざまな模擬店が立ち並んだ。
 タコスを販売したTACOSCLUBでスタッフをしていた男子学生は、「タコスが大好きやから(タコスを発案した)。暑いんですけど、みんな頑張ってくれてる。おいしいタコスを提供できると思う」と話した。

(写真:タコライスのお店。2025年7月6日16時1分。撮影・久保田一輝)

 六甲台講堂前にも出店が並び、ヨーヨーや輪投げなど子供向けの縁日が行われた。
 「七夕おみくじ」のスタッフの男子学生(済・2)は、「40個少し売れました。『自分、◯吉やった』って盛り上がってくれている子共がいた」と話した。また準備については、「装飾を作る企画で、竹の穴をあけた。竹のクズが出るから外でやらないとあかんくて、めっちゃ暑くて大変やった。竹灯籠に使われている」と話した。

(写真:縁日の様子。2025年7月6日16時16分。撮影・奥田百合子)

(写真:竹灯篭が第2学舎前の階段に飾られている。2025年7月6日16時25分。撮影・奥田百合子)

▽参加型企画・その他
 風鈴づくりや、「願いの恐室」というお化け屋敷などの企画が実施された。
 大学近くに住んでいるという小学校5年生の男の子は、「きのう明日どこかに行こうってなって、お父さんが色々調べてくれて、お祭りと調べたらこれ(七夕祭)が出てきた。風鈴を作るのが楽しかった」と話した。

 お化け屋敷に参加した男子学生(海・1)は、「中の雰囲気やBGMも相まってめちゃくちゃ怖かった。一緒に入った友達が怖がっていて、それに釣られてこっちまで怖くなった。怖かったけど、友達と盛り上がることができて楽しかった」と話した。

(写真:願いの恐室に入る学生。2025年7月6日16時47分。撮影・久保田一輝)

▽ステンドグラス点灯式・浴衣企画・打ち上げ花火
 19時半ごろ、ステンドグラス点灯式が行われて、本館の窓のステンドグラス風装飾に灯りがついた。

(写真:ステンド点灯式。2025年7月6日19時29分。撮影・久保田一輝)

 その後は、七夕祭のラストを飾るイベント・YUKATA FESが行われた。観客の掛け声にあわせて、男子学生4人・女子学生5人の「浴衣ズ」が1人ずつ登場した。
 即興ダンスや、クイズ、夏らしいシチュエーションの実演企画が行われて、会場は大いに盛り上がった。

(写真:YUKATA FES 2025の様子。2025年7月6日19時59分。撮影・久保田一輝)

 また20時半ごろ、本館を背にして打ち上げ花火があがり、観客から歓声が上がった。

(写真:打ち上げ花火。2025年7月6日20時19分。撮影・久保田一輝)

 七夕祭のために岡山県から3時間かけて来たという家族の母親は、「息子が神戸大を希望しているので来た」と話し、中学2年生の男の子は「神戸に住んでみたいから、神戸大に行きたい」と話した。
 小学校5年生の女の子は「サバゲー(星夜決戦という参加型企画)が面白かった。神戸大きれい」と話した。

 中貝志帆さん(国人・4)は、「大学生活の最初で最後に七夕祭に行けて、久しぶりに心動かされて青春を感じました!後輩の軽音演奏はレベルが高すぎて感動したし、一緒にノリノリで聴けて楽しすぎました」と笑った。

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