神戸大合唱団と交響楽団が初の合同演奏会 実行委員長「大きい拍手うれしい」

 7月20日、神戸大学合同演奏会が神戸文化ホール(神戸市中央区)で行われた。神戸大の混声合唱団アポロンとエルデ、男声合唱団グリークラブ、交響楽団が合同演奏会を実施するのは初めてで、実行委員長によるとチケットは1000枚以上売れたという。実行委員長は、「あんな大きい拍手をもらえて嬉しい限りです」と笑った。<篠原大晴、奥田百合子>

(写真:会場の神戸文化ホール。2025年7月20日14時31分撮影)

 7月20日15時から、神戸文化ホールの大ホール(神戸市中央区)で神戸大学合同演奏会が行われた。神戸大の混声合唱団アポロンとエルデ、男声合唱団グリークラブ、交響楽団が合同演奏会を実施するのは初めてだという。
 開演前の14時半ごろ、会場では入場を待つ来場者で長蛇の列ができていた。

(写真:入場を待つ来場者たち。2025年7月20日14時38分、神戸文化ホールで撮影)

 演奏会は、4団が合同で神戸大の旧学歌である「商神」を披露して開幕した。

 演奏会の前半では、各合唱団による単独ステージが行われた。男声合唱団グリークラブの学生ら4人による「Ride the chariot」「Let My Light Shine Bright」「男性アンサンブルのための『十五のこころ』よりⅢ」の合唱からはじまり、混声合唱団アポロンは混声合唱組曲「稲作挿話」を、混声合唱団エルデは混声合唱組曲「あなたとわたし」を合唱した。

 演奏会の後半では合同ステージが行われた。4団に加えて、指揮は斉田好男さんが、テノールは水口健次さんが加わり、「Messa a quattro voci(4声のミサ曲)よりKyrie, Gloria」が披露された。

 会場には招待客や各団体の関係者、出演者の家族など多くの来場者が集まった。実行委員長によると、1000枚以上のチケットが売れたという。

 大阪府から来た家族は「子どもの合唱を見に来た。迫力がありびっくりした」「声だけで、ピアノのような音色で歌っているのがすごかった」と話した。

 神戸市から来た80代の男性は「どの合唱もそろっていて美しかった。私もシルバーの男声合唱団に所属して歌っているが、どの大学も男声合唱団は数が少なく、ワンパート1人で寂しい感じがした。もう少し人が増えて欲しい」と話す。

 神戸大の女子学生2人(国人・3)は、「友達がアポロンで、招待してもらいました。私、実は友達が大きな会場で歌っているの見るのが初めてだったんですけど、めっちゃ練習してたんだなって思いました」と話す。 「(アポロンに所属している)2人とも部活が大好きで、熱意が伝わってきた」と話した。 

 合同演奏会の実行委員長でアポロンに所属している那谷湧樹さん(国人・4)は、「ついに終わったか、寂しいですね。1000人くらいがいる前で歌ったことがなかったから、あんな大きい拍手をもらえて嬉しい限りです」と笑った。
 続けて「この演奏会は今年限りだけど、またやってくれたらうれしい。合唱経験者じゃない後輩もいっぱいいるけど、オーケストラと一緒にやるのは良い経験なんじゃないのかな」と後輩へのメッセージを語った。

(写真:インタビューに答える実行委員長の那谷さん。2025年7月20日17時18分撮影)

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