レイバンズ、同志社大に逆転勝ち 井上が2試合連続でTD 2本

 2025関西学生アメリカンフットボールリーグ(Div.1)の第4節が9月27日、大阪府吹田市のMK TAXI FIELD EXPOで行われた。神戸大レイバンズは、同志社大に21―10で、0-10から逆転勝利した。レイバンズは、RBの井上雄貴(#32)が2試合連続でタッチダウン2本と躍動した。次戦は10月13日(月)の立命館大戦。<久保田一輝、篠原大晴>

▼2025関西学生アメリカンフットボールリーグ(Div.1) 第4節

    1Q 2Q 3Q 4Q  合計
神戸大  0  0 14  7  21 
同志社大 0 10  0  0  10 
 (2025年9月27日 @MK TAXI FIELD EXPO)

 第1Q、レイバンズのディフェンス陣は同志社大のQBのパスフェイントに苦戦する。何とか粘り無得点に抑えるが、オフェンス陣も思うように攻撃できず、第1Qは、同志社大のペースで試合が進む(0-0)。

 第2Q、試合の流れは同志社大のままだった。2分39秒、QBからパスをつながれ、レイバンズはタッチダウンを許す(0-7)。

(写真:第2Q、レイバンズはタッチダウンを許す)

 10分20秒、レイバンズはDB佐藤樹(#25)のインターセプトにより、攻撃権を獲得する。だが、オフェンス陣が得点することはできず、第2Q終了間際には、さらにフィールドゴールを許す。前半は同志社大のペースで試合が進んだ(0-10)。

(写真:DB 佐藤樹#25のインターセプト)

 第3Q、レイバンズはQBからのパスがつながり始める。ディフェンス陣も、前半は相手QBのフェイントに苦戦していたが、ハーフタイムの間にサインを作り対応し、得点を許さなかった。ようやくレイバンズのペースで試合を運べるようになった第3Q終盤、10分30秒にRB井上雄貴(#32)が待望のタッチダウンを決める(7―10)。

(写真:RB 井上雄貴#32のタッチダウン)

 この井上のタッチダウンから、流れは完全にレイバンズに移る。11分40秒、RB井上雄貴(#32)が、パントリターンからこの日2本目のタッチダウンを決める(14-10)。これでレイバンズは逆転を果たす。井上は2試合連続、タッチダウン2本となった。

(写真:パントリターンからこの試合2本目のタッチダウンを決めたRB 井上雄貴#32)

 第4Q、流れはレイバンズのままだった。2分56秒、QB山田眞尋(#13)からWR 山本宙和(#16)へのパスがつながり、そのまま山本がタッチダウン。さらに同志社大を引き離す(21-10)。

(写真:タッチダウンを決めたWR 山本宙和#16)

 第4Q終盤には、DL福田勘太(#98)のQBサックも決まり、この3試合、課題にしていた後半のディフェンス面の弱さも全く見られなかった。

(写真:DL 福田勘太#98のQBサック)

 最後はオフェンス陣がゆっくり時間を使い、試合終了を迎えた。レイバンズは同志社大に21-10で勝利した。前半は苦しんだが、粘り強く戦い、後半に逆転した。これでリーグ成績は3勝1敗。残すは3強(関学、関大、立命館大)との3戦になる。次戦は、10月13日(月)の立命館大戦。打倒3強に向けて、まずは昨年の甲子園ボウル覇者と対する。

<福田勘太主将の話>
―今日の試合を振り返って
 この1週間、後半に弱いというチームの課題があったので、そこを払拭できた。この1週間はずっと、1プレー1プレーにかけようということを言っていて、(前半は)しんどい展開が続いたが、後半誰も諦めずに折り返せたのが、チームとしての一番の成果だと思う。

―前半は相手のQBのフェイクに苦戦していたか
 僕らが回されてしまってパスを通されたり、逆にそのフェイクでランを通されたり、後半はそれを対策したようなサインを作れて、なんとかゼロに抑えられた。もっと早くに(サインを)作るべきだったが、そこでアジャストできたのはよかった。

―2試合連続で2本のタッチダウンを決めた井上について
 1回生のころから個人のスキルがすごく高くて、期待されていた選手なので、あれぐらい(2試合連続タッチダウン2本)の活躍はしてもらわないと。

―打倒3強に向けて
 まだまだ気持ちの面もスキルの面も僕らはアップしないと駄目なので、この2週間でやれることはすべてやって、絶対に3強を倒したいと思う。

<矢野川源監督の話>
―今日の試合を振り返って
 よく頑張ったなと思う。追い詰められていたものを追い越し、ひっくり返し、引き離しということができた。1週間で成長した。

―甲南大戦からディフェンス面で修正したこと
 同志社さんのプレーに合わせたディフェンスに1週間でチャレンジして、それをうまく遂行してくれた。先週(の甲南大戦では)、パスディフェンスが自分たちが思っている以上につたなかったことに気付けた。それをしっかり改善した。

―2試合連続で2本のタッチダウンを決めた井上について
 うちの選手の中では1位2位を争うスピードの持ち主。タッチダウンまで持っていってくれる数少ない貴重な選手。持ち味が出ていて凄く良かった。

―打倒3強に向けて
 強いのは間違いない。僕らが持っているすべてを出し切りながら、強い相手とフットボールとしての勝負をする。(レイバンズは)まだまだ成長途上のチーム。2週間でしっかり成長してゲームに臨みたい。

<今シーズンの成績 現在3勝1敗>
●神戸大 10―23 近大
○神戸大 20―18 京大
○神戸大 24―21 甲南大
○神戸大 21―10 同志社大

<残りの試合日程>
10月13日(月)vs立命館大 @たけびしスタジアム京都
10月26日(日)vs関学 @たけびしスタジアム京都
11月9日(日) vs関大 @万博記念競技場

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