10月9日(木)から神戸大学生協ショップの利用者を対象としたフードロス削減へ向けたアンケートを、神戸大大学院農学研究科八木浩平研究室が実施する。対象者は生協ショップ利用者。学外の人を含め誰でも回答可能だ。<本田愛喜>

(写真:フードロス削減へ向けたアンケートを生協とのコラボで実施する、農学研究科の八木浩平准教授=左=と農学部4年の加村優幸さん 2025年10月9日 六甲台第2キャンパスで)
10月9日(木)から神戸大生協ショップ利用者を対象としてフードロス削減へ向けたアンケートを神戸大大学院農学研究科八木浩平研究室が実施する。
このアンケートは神戸大学生協ショップのレジでアンケート用QRコードが配布され、全9問にこたえる形式。対象者は学外の人も含めた神戸大生協のショップの利用者。回答者の中から抽選で40人に、謝礼としてAmazonギフト券500円が贈られる。
「ああ、この商品も、あの商品も廃棄になるのか」小売店でアルバイトをしたことがある人なら、商品が廃棄になっていく姿を目の当たりにして、もどかしい思いをした経験があるはず。
八木研究室所属の、加村優幸さん(農4年)もそのうちの一人だ。バイト中に商品が廃棄されていく様子を直に見ながら、自分の立場でもどうにかできないかと考え、卒論のテーマにすることにした。
「たとえば、商品の並べ方を変えることで、食品ロスが減らせるのであれば、バイトの立場でも力になれるし、お金もかからない」という。今回行われるアンケートは、このような食品ロスを減らすことに効果的な陳列方法に関する研究に役立てられる。
「この研究を進めていくにはたくさんの方々のアンケート結果が必要。参加者は多ければ多いほどありがたいです」と呼びかけている。
今回のアンケートは農学研究科八木浩平研究室と神戸大学生協とのコラボ企画でもある。
食料環境経済学が専門の八木浩平准教授は「今回の取り組みは大学と生協が協働することで価値を生み出す試みでもある」と、生協とのコラボに期待をにじませる。
八木研究室は今後も神戸大学生協と連携して研究を進めていく予定だ。
また、八木研究室は11月23日(日)に丹波篠山市の春日神社境内で行われる「直会市(なおらいいち)」ともコラボし、ここでも消費者行動の視点から、ファーマーズ・マーケットの運営支援を行っていくことにしている。
《フードロス削減へ向けたアンケート》
●日時=10月9日(木)~
●場所=神戸大学生協ショップ レジ (QRコードが配布される)
●対象者=神戸大学生協のショップ利用者(学外者も含めて誰でも回答可能)
《丹波篠山「直会市」》
●日時=2025年11月23日(日)10時~14時30分
●場所=兵庫県丹波篠山市黒岡1015 春日神社境内(近隣に1時間無料の市営駐車場有り)
●料金=入場無料
●主催=直会座
●公式インスタグラム=https://www.instagram.com/naorai_ichi
(写真下:丹波篠山市の春日神社境内で行われる「直会市」のポスター)

了
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