編集後記
2017年1月13日 記者=瀧本善斗
私たちが普段過ごす街は美しく整えられ、一目で震災の傷を感じ取ることは難しくなった。神戸大生のほとんどが震災の記憶を持たない今、「震災は終わった」と思う学生も多いかもしれない。
しかし「災後」は続いている。復興住宅のコミュニティー問題も遺族の心情も、見えにくいからといって、見過ごされてはならない。
災後に残ったのは傷だけではない。人々は教訓を生かそうと励んできた。その一部は熊本にも受け継がれている。
災後の神戸を生きる一人一人が、22年前から何を感じ取るかが問われる。
高齢者の孤立防げ 復興住宅で活動
遺族「忘れられたときが娘の死」
5万点超の資料保存 附属図書館「震災文庫」
神戸から熊本へ 「よりそい」掲げ持続的支援
救助ロボを製作「六甲おろし」
編集後記
神戸大学ニュースネット委員会
阪神・淡路大震災特集2017
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