救助ロボを製作 「六甲おろし」
2017年1月13日 記者=竹内涼
ロボットを使って、災害現場を模したフィールド上にある人形をいかに素早くダメージを与えずに救助できるかを競うレスキューロボットコンテスト(レスコン)。阪神・淡路大震災を機に始まった同大会に、学内のロボット研究会「六甲おろし」が2004年から毎年挑んでいる。
【写真】「六甲おろし」のメンバーら(提供=レスキューロボットコンテスト実行委員会)
設立当初は大学職員だけのチームだったが、現在は学生7人で活動。レスコンで数多くの受賞歴を持つ。
昨年は丁寧さに加え、速い救助をテーマにした。直感的に操作できるロボットを作り、競技で使う4台のロボットの動きを操縦者間で共有できるシステムを導入。2部門で入賞した。
部員の吉岡宏樹さん(工・2年)は「競技の点数だけでなく救助への姿勢が大事」と話す。部員らは実際の災害を想像してロボットのアイデアを練る。「レスコンは災害を考えるきっかけになる」と吉岡さん。六甲おろしには競技を超えた防災への意識があった。
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編集後記
神戸大学ニュースネット委員会
阪神・淡路大震災特集2017
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