神大のインターネット接触率は30%

 研究室から次第にネットワークを伸ばして行ったインターネットだが、お膝元の大学生の接触率は五五%。これは、UNN関西学生報道連盟(本部・大阪市淀川区=九大学加盟)が、関学、立命、阪大、神戸大の四大学の百七十一人に、七月下旬に調査したデータだ。
 「インターネットを利用していますか」との問いに、「いつも利用している」と答えた学生は二四・〇%。「時々」は三一・六%。「利用したことがない」は三六・八%だった。
 利用目的は、四大学平均で「ニュースをキャッチする」が五〇・九%で最も多く、次いで「研究資料に利用」が二四・〇%、「アダルト画像を見る」が二二・二%の順。このほか、「就職情報を得る」「電子メールのやりとり」「生活情報を入手」などがあった。神大では、「研究資料」が四五・五%で四大学中最多。「ニュース」が九・一%で逆に最も少なく、「アダルト」が一八・一%。
 インターネットの普及が社会をどう変化させるかについては、「情報伝達が速くなる」五〇・三%、「誰でも情報の送り手になることができる」三五・一%、「風紀が乱れる」八・二%となっており、「電子マネーの流通で外出の機会が少なくなる」、「情報がはんらんする」、「就職活動が変化する」、「手軽に情報にアクセスできる」、「情報の個人化が進む」などという回答もあった。神大では、「情報伝達」が三四・四%、「だれでも遅れる」が二五・〇%といずれも四大学平均を下回った。「わからない」が二八・一%と多いのも特徴。
 大学によって差があったのが、インターネットの利用率。立命は八〇%、阪大も六五%なのに対し、神大は三二%。関学は二八%だった。全学でのパソコン利用の取り組みが進んでいる立命や、理科系の学部生が多い阪大での利用が進んでいる。  また、研究資料によく利用するのが神大(四五・五%)と阪大(四一・七%)。ニュースのチェックが多いのが関学(八五・七%)と阪大(八三・三%)。アダルトの閲覧が多いのが立命(六二・二%)だった。もっとも、関学や阪大でアダルト閲覧をする人がほとんどゼロという結果には、かなりの「データの歪み」がありそうだ。

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