準硬式野球の関西六大学秋期リーグが九月四日に開幕した。神戸大は同大と対戦。１－12の大差での敗北となったが、明日の第二戦に望みをつなぐ。【9月4日　ＵＮＮ】

　神戸大の先発・田名部は二番畠山に右前安打を許すとペースを崩し、初回にいきなりの四失点。二回一死から交代した中西も四球・死球が目立ち、さらに失点を重ねる。初回の四番柿見の生還阻止や併殺など好プレーもあったが、五つの失策がひびいた。
　一方、三者凡退があわせて四イニングと、打撃も振るわず。唯一の五回の得点は、同大二塁手・柿見の失策によるものだった。

　 　「一勝一敗からの勝利」が今季の目標。今日は芳しくない結果となったが、金城太一主将は淡々とした様子だ。八月の近国体以来、エースの座についた一年生投手田辺が二回途中での降板となったのも、明日の第二戦を見越してのことだ。
　春季からレギュラーメンバーを大幅に変更した同大。新チームの情報が不足していたことも、敗因の一つだといえよう。
　「まずは『一勝一敗』を狙う。そして全対戦相手から勝ち点を」。明暗を分けるだろう同大との第二戦は五日午前九時より舞洲球場で行われる。（大串真紀　記者）

【写真】同大・柿見の生還を阻止するが初回に４失点。（9月4日　舞洲球場で　撮影=大串真紀）

●関西六大学準硬式野球リーグ（9月4日・舞洲球場）

　立命　０１０　００４　２００＝７
　関学　０００　１３０　０００＝４
【立命】高見、山田、高木－脇山
【関学】宮畑、白坂

　同　大　４１４　０００　２１０＝12
　神戸大　０００　０１０　０００＝１
【同　大】山崎－垂水
【神戸大】田名部、中西、原田－鐘江、真井

　関大　１００　０００　１２０＝４
　阪大　０００　０００　００1＝１
【関大】小林－小池
【阪大】庵下－山城