アメフット関西学生の試合が十一月十一日、西宮スタジアムで行われた。神戸大は同大を16-13で下して二連勝。戦績を二勝四敗とした。【11月11日 UNN】
試合は立ち上がりから激しく動き始めた。同大のQB前川を軸とするパスとランを巧みに使い分けたオフェンスに、神戸大ディフェンスは連続してファーストダウンを奪われる。前川からTE西井へのTDパスが通り、先制点は同大に入った。
しかし神戸大も負けてはいない。その直後、RB朴木が60ヤードのキックオフリターン。ランプレーで押し続け、最後は朴木が2ヤードを押し込んで同点とした。
その後も神戸大の勢いは止まらない。第2Q、QB林がキーププレーで抜けだし、同大ゴールライン直前まで迫った。しかし同大ディフェンスラインが立ちはだかり、エンドゾーンへ進入できない。残り1ヤードを残し、迎えた第4ダウン。FGを狙うかとも思われたが、矢野ヘッドコーチが「あそこで取っておかないと取れない」と強気のギャンブルプレー。またも朴木が押し込み、何とか勝ち越した。
後半に入ると神戸大は我慢の展開。DB伊藤のインターセプトなどでチャンスは作るものの、あと一歩でなかなか追加点を奪えない。前川のロングパスで同点とされたが、ディフェンスが粘り強く守り続けた。そして朴木のロングリターンやランプレーで得た38ヤードのFGチャンス。これを西宮ボウラー今里が決め、貫録を見せつけた。そこからの競り合いは神戸大の土俵。果敢にパスプレーで押す同大オフェンスを必死に防ぎ続け、辛くも逃げ切った。
これで戦績は二勝四敗となり、二部降格の可能性は薄くなった。矢野ヘッドコーチも「もう抽選は嫌ですから」と冗談めかすが、まだ油断はできない。次の最終戦は近大。神戸大オフェンスは春にはノーフレッシュに抑えられるという屈辱を味わった。ポイントはそのオフェンスの奮起か。
●アメフット関西学生(11月11日・西宮スタジアム)
神戸大 7 6 0 3=16(2勝4敗)
同 大 7 0 6 0=13(1勝5敗)
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