神戸大と神戸商船大(原潔学長)は、統合に向けて検討を進める。ニュースネット委員会の取材で、神戸大は、十二月二十一日の評議会で満場一致で了承、神戸商船大も同日行われた教授会で賛成多数で了承されたことがわかった。ただ具体的な統合の時期などについては「まだ決まっていない」としている。【12月29日 神戸大NEWSNET=UNN】
両大学の統合について、神戸商船大の原潔学長は「国立大の独立行政法人化の問題とは関係なく、統合も含めた将来の大学構想については、かなり前から話し合っており、どちらの大学からともなく出た話」としている。また神戸大の片岡邦夫副学長は「国立大の独立行政法人化で、あちこちの大学で統合が進んでいる。その影響もあったのではないだろうか」と話している。
今年十月頃から、両学長の間で具体的な実現に向けての話し合いが進められ、各大学に諮ることが決定され、十二月二十一日に、神戸大は評議会、神戸商船大は教授会で提案され、神戸大では満場一致、神戸商船大でも賛成多数で承認された。神戸大の執行部は今年度で任期を終了するため、具体的な話し合いなどは、時期執行部に引き継がれる。
商船大の原学長は「具体的な統合の時期などについてはまったく決まっていない」と話しているが、「独立法人化だけの問題ではなく、それぞれの大学の目的を強化し発展させていこうという目的で、統合を検討していきたい」(西垣和・神戸商船大副学長)、また神戸大の片岡副学長も「双方にとって良い道を、慎重に探していきたい」としている。
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