国立大付属病院で初 名大病院に児童精神科

 共同通信によると、深刻化する少年事件や児童虐待などを受け、名古屋大付属病院は四月二十七日までに、従来の精神科とは別に「児童精神科」を設ける方針を決めた。【4月27日 UNN】

 子供に対する精神面の診療機能をより専門的に強化することが狙いで、日本児童青年精神医学会によると、児童精神科の設置は全国で四十二ある国立大付属病院の中でも初めての試みという。
 五月から教授一人、助教授二人の計三人態勢でスタート、児童相談所や学校など地域のネットワークの中で専門的な助言をする拠点としての役割も目指す。
 同大学病院は、従来の精神科でも、児童精神医学を専門とする医師が子供の診療に当たってきた。医療法では児童精神科は、院外への広告ができる診療科名として認められていないが名古屋大病院は社会的なニーズがあると判断、院内の区分として新設に踏み切った。
 東海地方では児童虐待や凶悪な少年事件が相次いでいるほか、同病院で十六歳前後までの子供の外来患者が一九九八年に年間約二百五十人を記録している。

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