文部科学省は10月10日、全国にある99の国立大の再編統合の検討状況をまとめたものを、中央教育審議会大学分科会に提出。12大学6組が統合に合意し、16大学1短大の8組が統合に向けて協議している。【10月10日 UNN】
対象の大学には全国で12ある単科医科大のうち10が含まれており、今後、さらに動きが出てくる可能性もある。
統合を決めた6組のうち、もっとも動きが早いのは山梨大・山梨医大、筑波大・図書館情報大(茨城県)の2組で来年10月には統合する。そのほかの4組は2003年度をめどに統合に合意した。
単科医科大については、浜松医大(静岡県)と旭川医大(北海道)を除く10大学が、地元国立大との統合を合意したか、協議を進めており、今後単科医科大が消滅する可能性もある。
同省では、あくまでも大学の自主的な統合再編を求めている。一方で、国立の教員養成大・学部について検討している懇談会の最終報告などをみた上で、来年度中にも、文科省側からの具体的な「再編・統合計画」もまとめ提示する予定。
【統合に合意済み】
▽2002年10月統合、2003年春学生入学予定
山梨大・山梨医大
筑波大・図書館情報大
▽2003年度の統合を検討
九州大・九州芸術工科大
神戸大・神船大
東京商船大・東京水産大
香川大・香川医大
【統合を協議中】
富山大・富山医薬大・高岡短大
福井大・福井医科大
滋賀大・滋賀医大
島根大・島根医大
高知大・高知医大
佐賀大・佐賀医大
大分大・大分医大
宮崎大・宮崎医大
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