関西学生女子タッチフットボール最終節、神戸大-聖和大が10月28日、聖和大で行われた。神戸大は20-16で勝利し、リーグ3連覇を果たした。【10月28日 神戸大学NEWS NET=UNN】
全勝の神戸大、1分の聖和大ともに優勝のかかった1戦とあって、力と意地がぶつかり合った激しい戦いとなった。第4Q、13点差を聖和大に逆転されるがすぐに再逆転。最後も聖和大に残り1ヤードまで攻め込まれるがディフェンスが踏んばり20-16で勝利した。
前半、ディフェンスが早いプレッシャーで聖和大を完封するが、オフェンスも2本のインターセプトを食らい得点することが出来ない。第2Qにも残り3ヤードでインターセプトされチャンスを潰すが、ディフェンスがインターセプトTDでミスをカバー。第3Q早々にはCB池田のビックリターンから確実にTDを奪い13-0とした。
しかし、聖和大もあきらめない。第3Q6分、そして第4Q1分と連続で長いTDパスを決め、13-14と逆転する。しかし、「自分たちの力を信じた」(清水主将)神戸大は、2分後にWR吉永へのTDパスで再逆転。勝負は決まったかに見えた。 だが、まだあきらめない聖和大は。ОL田中が左に振ったボールをWR吉田が約40ヤードのビックゲイン。反則も重なり残り1ヤードまで攻め込まれる。点差は6点。しかしここでディフェンスが4回の攻撃をしのぎきった。
今日の試合でも象徴されるようにリーグ優勝を支えたのは鉄壁のディフェンス陣。一方でオフェンスはゴール前での攻めが課題となった。今岡俊吾コーチも「もっといいプレイが出来たはず」と厳しい評価だったが、よかった点として「1回生が新しい流れを作ってくれた」ことをあげた。清水主将も「周りのおかげでいい雰囲気でやれました」と笑顔で話したが、東西大学王座決定戦(11月24日・西宮球技場)を控えていることもあり「あと1か月後で課題をなくしていきたい」と大学日本一へ向け気を引き締めていた。
●関西学生女子タッチフットボール最終節(10月28日・聖和大) 神戸大 0 6 7 7=20 聖和大 0 0 7 9=16 ▽最終順位 1位 神戸大 6勝 2位 聖和大 4勝1分1敗 3位 同大 2勝3分1敗 4位 武庫女大 3勝3敗 5位 大手前大 2勝1分3敗 6位 京府大 1勝1分4敗 7位 関学 6敗
▽表彰選手 最優秀選手 WR吉永咲(神戸大) 優秀攻撃選手 G鈴木文子(神戸大) QB清水晴代(神戸大) WR吉田香織(聖和大) WR国府祥子(同大) WR山内麗子(同大) C山田知子(同大) 優秀守備選手 DT 福永智子(神戸大) DT 益田啓子(聖和大) LB 上拾石知子(聖和大) S 南川千尋(大手前大) LB 北原順子(武庫女大) LB 安田幸代(京府大)
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